新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

同性愛者への、インドネシア閣僚の発言

インドネシアは、9割がイスラム教徒であるところから、同性愛者には強烈な様です。
LGBT支援をするスターバックスに行くなと、数千万人を擁するイスラム教団体が呼び掛けたりする状態です。
インドネシアでは、アチェ州のみ同性愛は違法とされています。アチェ州は人口500万人台だったと思いますが、98%ぐらいがイスラム教徒だからなのでしょう。
インドネシアは一応信仰の自由は謳われていますが、9割がイスラム教徒な上近年のインターネットの発達で、独自に法の解釈の色々を知る事ができる様になった為、過激な人がどんどん増えているそうです。勿論、イスラム法の施行を望んでいるでしょう。

そんなインドネシアですから、イスラム教徒の閣僚が同性愛者を攻撃する発言を堂々としてしまえるわけです。
LGBT運動は核戦争より危険」
「同性愛者は病気だから治療しなければならない」と発言していますが、これがイスラム教の姿のようです。
同性愛者を病気だとしたのは、旧ソ連や中国や北朝鮮なども同じです。ナチスも迫害したと。

エジプトも凄まじいです。
同性愛者についての討論会がテレビ番組で行われた事があるそうです。
討論会とは名ばかりの、嫌悪バリバリの悪口大会みたいなものになってしまったそうです。
どういう類いの人が参加したかは分かりませんが、たぶん皆さんムスリムでしょうかね。
「同性愛はエジプト社会を滅ぼすためのアメリカの陰謀だ」
イスラム教の啓典は同性愛を禁じているのでイスラム社会は未来永劫絶対受け入れない」
「同性愛者はふつうの人間ではない」
「同性愛者は高い建物から突き落として殺すべき」
「砂漠でもどこでもいいから牢屋をつくって同性愛者をぶちこむべき」
イヤハヤなんとも。

イスラム法では、同性愛は死刑であります。でも、イスラム諸国では禁固刑で済ましているようです。
ヨーロッパだって、死刑を止めるところが出て来るのは18世紀末だったような。
凄い嫌悪が20世紀になっても続きましたし、いまだにそういう集団が出没しているぐらいなので、ヨーロッパの人々は嫌悪を圧し殺して「差別を止めろ」「人権を」と叫んでるだけなんじゃなかろうか。殺意も騙し殺してたりして。

日本人だと、生理的に無理だけど自分をロックオンされない限りは、友達でいる人達って結構いそうなんですよね。
腫れ物になってしまわないように、もっと違う訴え方がないのかなあ。