新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

日露開戦は日本が悪いという方向へ持って行きたがる論について。

1904年2月8日のニコライ2世の日記に
「日本問題に関する会議を私が議長になって開き、ロシア側から攻撃を仕掛けないという決定を下した」を持って来て、ロシアは日本と積極的に戦う意思はなかったのだから、仕掛けた日本が悪い!と断じてしまう人達がいますが、地図を見なさい、地球儀を見なさいという事を無視してる様です。
ロシアのそれまでの行動や、当時の進行中の行動を観れば、ニコライ2世がその時点でそう決めたからといって、ロシアの基本行動が進行中である以上、その後どうなるかを考えない方がどうかしています。

日露開戦そのもののみに狭めて日本を悪いとする日本共同体に居る人達は、自共同体をセッセと正当化する人達より遥かに歪んでいる様に思います。
自国を憎悪する為に研究したり論じたりしてるとしか思えません。こんなだから、文系の予算削る事に国民からの反対の声が広く起きないのです。

日本憎悪の為にやってるとしか思えないその姿に、平和だの愛だのは連想できないのです、私は。
連想されるのは悪魔の姿なのでありました。