新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

N国党立花氏の「バカな民族」「虐殺」発言の事

傍観というか悲観というか、そんな感じの発言に感じました。

「立花はバカな民族は虐殺しろと言ってる」的な書き込みがかなり見られます。
発言部分の動画も出ており、かなり批判されています。
CGSというチャンネルで動画が配信されていました。

実際には、虐殺をしようとは思わないし、やるべきじゃないし、やってはいけない、と言ってはおります。
動画は4本に分かれていて、3本目の12分辺りからの『虐殺』発言が取り上げられて問題視されています。
立花氏サイドは、切り取りだと言っているとの事ですが、まあ切り取りだとは思います。
神谷氏に対する反論的に言ってみてるだけという様にも感じます。
人類全体で観た場合の現実としては、そんな事をする方向に行くんじゃないだろうか、それが神の造った摂理じゃないのだろうか、自然の現象じゃないのか……みたいな感じで言ってますね。
戦争って、人口と食料の関係が原因でも起こるものだと思っている、とも言ってます。

神谷氏が目指すものに対し、人間てこんなものだから止めるとか防ぐとか無理なんじゃないかと思う、との事。
立花氏としては、虐殺するとか戦争するとかはやるべきじゃないしやってはいけない、自分はやらないと言っていますが、このまま行けばそういう事が起きると言っており、日本は自分を護ってるしかないみたいな言い方です。つまり、傍観という事なのかなと思います。
悲観的な言い方にも聞こえます。

『バカな民族』については、動画を最初から視ないと誤解してしまうでしょうね。
現代は、食料支援や医療支援で後進国でも昔よりは助かる人が増えています。立花氏が言う後進国の甘えとは、諸々の支援の事を言っているようで、仕事も無いまま食料に困らないでいれば、後先も気にせず子供をどんどんつくってしまうのだと。
字も読めない教育も受けられない人々は、避妊の考えにも及ばないのでどんどん人口が増えてしまうと。
臨界点が来たら…人類全体に食料危機が訪れたら戦争が起こるだろうし、敗けた方は虐殺され人口調整的な力がはたらくだろう、それは人間の本能でどうしようもない……という話からの『バカな民族』なわけで、種として劣等だと言ってるわけではなく、教育がなされればなんとかなるだろうけれど現状は無理であり、バカな民族の状態のまま臨界点が来て戦争が起きるだろう、という話。

先進国が吸い上げていたり、汚職の蔓延が甚だしくて庶民にはいかんともし難しだと思われますので、流石に『バカな民族』は言い過ぎだと思います。
しかし、現状として立花氏の言っている事は荒唐無稽な事でもないわけで、あり得ると考えます。
自分の所は犠牲になっても良い、他が助かれば…なんて、そんな国や民族は無いでしょう。綺麗事を言っていても人間て汚いんだから、せめて他から攻められない様にはならなくちゃ……そんな事が言いたいのかもしれませんね、立花氏は。