新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

PCR検査をすれば良いというものでなし

風邪をひいた、熱がある、咳が出る、怠い……。
ちょっと熱が出た程度でも風邪をひいた事にはなります。
風邪にも、ウイルスによるものと細菌によるものがありますが、いわゆる風邪症候群と呼ばれるものは、高熱や関節痛や全身倦怠という症状は少ないそうで、ウイルスではあってもインフルエンザは高熱とか関節痛とか倦怠が著しいので、別物と考えたほうが良いそうです。

インフルエンザかもしれないし、China武漢コロナウイルスかもしれないし、他のウイルスかもしれないし、細菌によるものかもしれない状態でのPCR検査はあまり意味がない様です。
China武漢コロナウイルス感染症の特徴は少しずつ分かって来てる様で、37.5℃以上が4日間以上続いて(解熱剤で熱を下げても再び上がる状態含む)倦怠感が強いというのがあるそうです。
しかし、それでも新型コロナウイルスではないかもしれませんが、そういう症状だと感染の疑いはありますから、PCR検査は『診断の為』として行うのが良いと思われます。

病原体が何であるかを診断するのに使われている様で、症状の無い人等に行われるスクリーニング検査ではないみたいです。
症状のある真の陽性患者であっても、陰性と出てしまう確率が30%以上もあるそうで、症状が軽く、「コロナじゃなかった、良かった」とばかりに歩き回ると、飛んでもない事になります。
何せ、体外に出てそこら辺に付着したChina武漢コロナウイルスは、何日間も活き続けて誰かの体内に侵入するのを狙っているわけですから、通常3~8時間しか体外で活きていないインフルエンザとは違います。
体外で活き続ける長さも感染力に加えるなら、インフルエンザより感染力は強いという言い方ができるかもしれません。
感染力はインフルエンザ程度との話がありますが、これは確かなのでしょうか。
発生源が、出す数字を信じてはいけないと言われている中国ですから、武漢の状態がほとんど分からない事もあり、確かな感染力の数字とは今のところ信じられません。

インフルエンザと同程度なら、日本でいうなら1000万人以上は感染する事になるでしょう。
で、致死率は高いのですから、恐ろしくなるのは当たり前で、「検査してくれ!」となります。
死亡しているのは高齢者が多いとはいえ、現在の致死率はインフルエンザの100倍ぐらいになってるイタリアとかイランの例が在りますから、死の不安から「検査してくれ!」と医療機関に押し掛けるのは、人間の心理としては当然かもしれません。
しかし、熱が続いているとかの症状が無いうちから押し掛けても仕方ないのです、PCR検査は感度が良くありませんから。
もしかしたら感染していないかもしれませんのに、医療機関に行って感染したら、更に周りに感染を拡げる事になるかもしれません。
まあ、難しいところではありますけどね。

症状が出ないとか、軽いままでウイルスが死滅してしまう人も多いとの話も聞きますが、何せ中国が情報を見せないので何とも言えないのです。
社会人は生活がかかっているし、日本の会社も取引先も容赦ない上、顧客も会社に対して容赦しない人が居ますので、取り敢えず「検査!」という面もあるでしょうが、PCR検査は精度が良くないです。
風邪症状が出たら、今の状態なんですから自宅待機するのが一番ではないでしょうか。

China武漢コロナウイルスへの治療法は、今のところ対象療法しかありません。解熱鎮痛、安静等であり、抗ウイルス剤などはありません。
症状が軽い(初期)で真の陽性だと判ったからと言って、ウイルス自体への対処方は無いそうですから、自宅で休んで回復するならその方が良いと思います。
手遅れになったらどうするんだ、という思いは勿論私にだってあります。
しかし、まだまだ様子見で構わない人達で医療機関が溢れていたら、感染していない人も感染する確率が高くなるし、「はい、入院隔離」の人への医療行為にも影響が出るでしょう。

恐いのは私もそうです、持病持ちですし。
でも、闇雲に「コロナだ!」と駆け込み検査を依頼するのはどうなのかなあ、と思うのでありました。

医療現場が崩壊したらもともこもありません。