新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

立憲共産党、勝った勝ったと大騒ぎできず

配信動画には、保守系が幅をきかせてるとはいえサヨク系のもあります。『1月万冊』だけが健闘している様ですが。
サヨク系の動画には、「モリカケさくら、財務省職員を死に追いやった、それらが暴かれる時が来た、アベよ震えて待て」みたいなのまで流れていたと聞きます。
私は見ていませんが、願望を予想とゴッチャにして思考停止暴走した話って、サヨク系ならありそうと思いましたが、サヨク系は今回の衆院選挙は勝利する、と鼻息が火になるくらい荒かった様です。
保守系はと言えば、過半数割れまでは行かないにしても、だいぶ数減らすんじゃないか、というものが目に付きました。

結果は、自民党単独でも安定多数でした。それに加え、連立相手の公明党議席を3つ増やして乗っかりますので、大して状況は変わらない、といったところです。

自民党議席数を15減らしたのですから、ある意味負けなのかもしれませんが、立憲共産党政権交代を激しく訴えていたので、政権をめぐる選挙だったと言えますから、自民党の勝ちと言えます。私個人としては、過半数を超えた方が勝ちとは思っていました。
岸田総理は「政権選挙」と言っていましたが、立憲共産党も目玉は政権交代なので、政権選挙と言っているのと同じです。
故に、政権を取れなかったのですから立憲共産党の負け、となります。

たとえ立憲共産党議席数を伸ばしていたとしても、政権を取れなければ負けは負け。
ただし、議席数を伸ばしていれば「勝った勝った」とメディアと共に大騒ぎしたでしょう。
でも、結果は両党合わせて自民党と同じ数だけ議席を減らして終了。
流石に騒ぐわけにはいかなかったのでありました。

立憲代表の枝野氏は、苦し紛れ?に「自民党鉄板の東京8区で勝利」と言いましたが、東京8区は鉄板とは言えない選挙区なので、負け惜しみにもなりません。過去のデータを知らない人は鉄板だったと思わされるかもしれませんが。

立憲の支援組織の屋台骨は連合。その連合内の個々の組合が、立憲共産党な姿に距離を置くところが出て来たし、連合の会長がその姿に賛同出来ない旨の発言をした事もあり、立憲に入る票は芳しくなかったのではないかと思います。
連合内の組合員は、投票先を強制される事はないとはいえ、今までは組合の方針通りに立憲に投票する人が多かったと思います。
今回だって、立憲共産党という姿はおかしいとか考えないで、「組合自体は立憲民主党自体の支持は止めていないので立憲に投票した」という人がそれなりに居たから、立憲は議席数13減ですんだのかな、と。
投票率が戦後3番目の低さという事ですから、連合所属の組合の個々人は投票に行かなかった人が増えたのかもしれません。
姿が立憲共産党なんてなものには票を入れたくない、かと言って自民党公明党や維新に票は入れたくない……「行くの止〜めた」だったりして。

立憲共産党の姿でもう一度、来年の参議院議員選挙に挑むのでしょうか。
なんせ、立憲の代表代理(3人居ます)の1人が、党の経済担当であるのにもかかわらず、「NISAにも課税します」と言ってしまって国民不在さを晒してしまいましたから、共産党と手を切ったとしても立憲離れは続き、投票棄権者が増えるかも。

因みに、立憲民主党は副代表が5人居るそうです。
面子だ肩書だは、自民党の比ではない人の集りなのかもしれません。