新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

マリウポリを空爆しているのはウクライナ軍?

ウクライナ軍が、マリウポリ空爆しているとのツイートがありますが、ウクライナ軍が空爆していてもおかしくないのです。

ウクライナ空軍が現在、戦闘攻撃機を飛ばせているのかは知りませんが、飛ばせていたとして、マリウポリを爆撃する事はありえるんです。
だって、ロシア軍に占領されているマリウポリ市街はあるんですから。
ロシア軍が陣取っていたら、攻撃するのは当たり前の事。
避難していない(避難し遅れた)市民は居るでしょう。そういう市民は避難所に集まり、空から見える様に屋外に大きく避難民が居る事を知らせる、何らかの単語(「子供」とか「避難所」とか)を書いていると聞いていますが、そうであるならウクライナ空軍の戦闘攻撃機はそこを空爆はしないでしょう。
ゲリラみたいなのが避難所を偽装して潜んでるわけないです。軍隊が大量に入って来てるのですから、避難所を偽装出来るとは思えません。
故に、ウクライナ空軍は避難所を空爆などしていず、占領ロシア軍を空爆していると思われます。

マリウポリの劇場が攻撃を受け、避難民が少なくとも300人以上死亡したと思われますが、劇場の屋外には大きく「子供」とロシア語で表示されている為、攻撃機による爆撃をウクライナ軍が行うとも思えません。
ミサイルによる攻撃と言われていますが、ミサイルは闇雲……大雑把に撃つのではなく、目標を定めて撃っているようですから、劇場がミサイル攻撃を受けたのだとしたら、狙って撃ったと言えるのではないでしょうか。

ネオナチを抱えるウクライナ軍!、と盛んにロシアは発信していますが、ネオナチなら自国民を平気で殺して相手が殺した事にする奴らだ、とプロパガンダしたいのかな、と思ってしまいます。
2014年に、マリウポリ警察本部で親ロシア武装勢力と警察との銃撃戦があり、ウクライナ防衛隊(アゾフ大隊かな?)が戦車で現場へ駆け付けようとしている動画があります(戦車って速く走れるんですね)。
警察本部を武力占拠、なんて事は国として許すわけありませんから、駆け付けるのは当然です。
駆け付けようとしている戦車の邪魔をするため、親ロシア(独立したい又はロシアへの併合?)派だろう市民が、バリケードを置いていました。
『道路工事中につき通行止め』に使うような簡単なバリケードですから、戦車は減速する事もなく難なくバリケードを踏み潰して走り去りました。
市民達は怪我もせずに何か叫んでいましたが、独立支援だと見做されたら只じゃ済まなかったかもしれません。
そんな市民が居る街ですから、劇場に居る奴らは『そんな奴ら』だとばかりにウクライナ軍が攻撃したんでしょうか。
マリウポリ防衛がなされたとして、避難民がその後ウクライナ側の驚異になる様な人達なんでしょうか。ちょっと考え難いです。
従って、ウクライナ側が避難所を攻撃する事は考え難いのです。
考えられるとすれば、「まだ抗戦するなら非戦闘員をもっと殺すぞ」とばかりにロシア軍が攻撃した、です。

実は、アゾフがネオナチと言えるかどうかはわかりません。
ウクライナ防衛の為に命をかける意思が特に高い人達でしょうから、ロシア軍に非戦闘員が虐殺され続けても戦いは止めないでしょう。「我も共に死す」みたいな強い気持ちがあるのではないか。
「すまない、犠牲になってくれ」とばかりに自国民を殺してロシア軍が殺した様に見せ掛け、世界を味方につけてロシアを引かせようとしたんでしょうか。
もしそうなら、悲し過ぎる。

今のところ、ロシア軍がやったんだろうと思っています。
侵略開始まもなくから、ロシアはウクライナの東南部と南部を領土にするのが目的ではないか、と言っている人がいましたが、そうかもしれません。なのでマリウポリは重要な地点となりますから、避難民の命は軽いと言えます。
偉大なるロシアの復活、なんだとするなら、人の命は二の次でしょう。
ウクライナ側が劇場を攻撃したなら断腸の思いでしょうが、ロシア側はそうではないでしょう。

そういう事で、劇場攻撃はロシアな可能性が高いかな、と。