新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

ウクライナドンバス地域は外患誘致

ウクライナ東南部のドンバス地域は、2014年から戦闘が行われている。
ウクライナ南部のクリミア半島が、ロシアに切り取られて以降独立武装組織が暴れるようになる。
チェチェンジョージアで行われた事から考えるに、ロシアからの工作はより前から行われていただろう。将来、一般人も簡単に目にできる資料や研究本が世間に出回るだろう。内容は、ロシアの工作。

ドンバス地域では、ウクライナ側のアゾフ大隊と呼ばれたウクライナの準軍事組織に、ドンバス地域分離独立勢力と武力衝突し、独立派に加担したと見做された者達が粛清されていた。
ロシア語で生活している人達は皆独立派かといえば、そんな事はない。独立は、地域住民の総意ではないのだ。総意なら、虐殺された親ロシア派の人数が15,000人で済むとは思えない。尤も、人数はロシア側の発表であるから、超過大発表な気がする。
15,000人が本当だったとしても、戦争犯罪とされる殺害はどれぐらいの人数だったのだろう。戦闘に参加したとか加担したとかで死亡した人が大多数なのかもしれない。
ロシアは、つい最近まで国連の人権委員会に名を連ねていたのだから、虐殺された人の証拠を順次提出して来ていれば、風向きは違っただろうに。

虐殺して歩く準軍事組織を相手に、支配地域を広範囲に確保できる民間独立武装勢力って、いったいどうやって強力な武器を用意・補充していたのか、8年間も。
で、ロシアが侵攻して来た。
内乱罪外患誘致罪といえる。
日本でも、これらは死刑か無期懲役である。ウクライナの法律はどうなのかは知らないが、ロシアに命を翻弄されて来たウクライナが、厳罰に処さないとは思えない。

軍事侵攻しちゃダメなのよ、結局。