新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

沖縄の基地は無くならないんだって

沖縄は、戦略的拠点となる位置に在るので、国家間の緊張があろうがあるまいが、基地は置かれるんだそうな。
大陸の国を抑える事も、周りの国への支援をするにしても、拠点になる位置にあるとの事。
逆の立場の国にとっても、沖縄は戦略的拠点になるので、沖縄に基地がなかったら自分の基地を置きたいでしょう。

米軍基地が無くなれば自衛隊が基地を置きますし、自衛隊の基地も無くなれば、大陸の国が基地を置きにやって来る、となるでしょう。
従いまして、誰が沖縄に基地を置くか、でしかないというわけ。
基地を置くのは沖縄への差別だ!と言ってみたところで、国際情勢はその上を行っちゃってますので、どうにもならないと思います。

基地が幾つも在る占領地を返還するって、あまり無いですよね。戦略的拠点を返還するって普通は無いでしょうに、米軍基地は残しながらも返還されたのは、日本側にタフな交渉のできる人が居たのだと考えます。
冷戦下を利用して、戦略的拠点の沖縄を返還させる事が出来たのだろう、と。
上記の様な視点から研究した書は出てるのでしょうが、全然聞こえて来ないのは、「沖縄を差別した!今でも差別がひどい!」の声がやたらデカいせいでしょう。
30年近くもアメリカの統治下にされてしまった負いを目感じているから、差別だなどと無理なこじつけ罵倒にも黙っているのですが、その影響で、視点を変えた論が聞こえて来ないのかな、と。

沖縄よりズッと人口の多い香港は、50年の約束なんぞなんのその。
住民を虐待して民主主義を消してしまったあの国は、沖縄を我が領土とうそぶいていますが、基地がなかったらマジでやって来ますよ。
来るワケないなら、尖閣にも来ないでしょうから、「基地が無ければ……」は最早スパイの発言と言って良いかもしれません。
勿論、単にお花畑の人が多いのでしょうが、先頭に立って活動する人やら知事やら議員やらは、スパイなんじゃないか、と思われてもおかしくありません。

沖縄は、誰かが必ず基地を置く重要な拠点。
台湾の領土だったとしても、中国の領土だったとしても、ロシアの領土だったとしても、基地は置かれる地だそうです。
地球上には、そういう地が幾つもあるんでしょうね。