新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

ナチスのアーリア人増加計画

ナチスといえば、人種差別も凄かったのですが、アーリア人純血種を増やして国の頂点に立ち、他人種を支配するなんてな事をやろうとした様です。

アーリア人とは、中央アジア遊牧民で、繁殖力が強かったのか乳幼児死亡率が低かったのかは知りませんが、アチコチに拡散して行きました。
アフガニスタンやインド、イランにも広がりました。
ナチスが言っていた「金髪・碧眼・高身長・鼻が高い……」はゲルマン人です。ゲルマン人の原住地はバルト海周辺ではないかとされていて、大体4000年ぐらい前に起こったのではないかと。
アーリア人は、4000年ぐらい前から寒冷化を避ける為に移動して行った様です。中央ヨーロッパにも移住したという話も聞きますが、寒冷化を避ける為なら、ワザワザ寒い地には行かないと思います。ユトランド半島とか北ドイツとかスカンジナビア半島とか、ワザワザ寒い地に行かないでしょう、寒冷化を避けての移住なら。
イランやアフガニスタンやインドへの南下組より、南ヨーロッパへの移住組がかなり多かったという話も聞きますが、多分そうなのかな、と思います。なので、ゲルマン人の直の祖ではないのではないかと。
ヨーロッパもご多分に漏れず、混ざり合って変化しているそうで、北欧も8000年位前は黒髪で肌も白くない人々が主だったらしいそうです。

アラブ人からすれば、イラン人(ペルシャ人)は別な人々だそうですから、アーリア人の子孫といえるのでしょう。とするなら、現在もイランやアフガニスタンに金髪の人々が沢山いてもよさそうですが、金髪はいるんですかね。
瞳の色は碧眼に近い人々がいる様ですが。

アーリア人の純血種などというものは、存在しないのではないか。
何故、金髪碧眼高身長をアーリア人の純血種と思ってしまったのでしょうね。単に見てくれからの思い込みかも。
そういう外見の男性と女性に子づくりさせ、産まれた子を国に預けさせて、国が育てるという事をやろうとしたとの事です。
ナチス党員の男性と、支配している国の女性を結婚させてバンバン子を産ませる、なんて事も行った様で、生まれた子供達と母親は、ナチス崩壊後ずいぶん辛い扱いを受けた様です。
良い生活やらをしたくて自らナチス党員へ寄って行った女性もいたでしょうが、家族を守る為に党員に身を寄せた女性もいるでしょう。
現在ウイグルで行われている事や、チベットで行われた事もそうですが、圧倒的武力で強制されたらどうにもなりません。
裏切り者と言われても仕方ない人は少数ではないのか。多くは、裏切り者と呼べない人達なのではなかろうか。
女性も悲惨ですが、生まれて来た子達もかなり辛かった様です。
ナチスに抑圧された人々の心情から、母子への扱いに対する事に現代の我々がどうのこうの言えるとは思いませんが、ナチスにもドイツ帝国民にも、何を考えてんだ、何を!と言いたくなります。勿論、現代のドイツ国民に言う事ではないでしょうけど。
現代の中国人になら言ってよいかもしれません、チベットウイグル内モンゴルでやっている事が正しいと言ってる中国人には。