新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

飲料水のトリチウム濃度

日本では、規制値は設定されていないそうです。
ただし、排水にはリットル当た6万ベクレルという規制値があります。
これは、排水直後の数値だそうです。
事故後の福島原発では、地下水バイパスやサブドレンからの排出は行っているそうですが、リットル当たり1500ベクレル以下になる様に管理されているとの事。

何故、飲料水の規制値が設定されていないのかは分かりませんが、飲料水に数値を設定しなければならない様な状況には無いのかもしれません。
WHOでは数値を設定しており、リットル中1万ベクレルまでとしています。
基準値を設定している国はあり、アメリカは740ベクレル、EUは100ベクレル。
ところが、オーストラリアは76,103ベクレルと高い基準値を設定しています。1年間毎日2リットル飲み続けて、被曝総線量が1ミリシーベルトになるには、リットル中76,103ベクレル含まれている事が必要、という計算だそうです。
因みに、WHOの基準値1万ベクレルを含む飲料水を、1年間毎日2リットル飲むと、トリチウムからの被曝総線量は0,13ミリシーベルトだそうです。

現在、福島県沖当たりの海水中のトリチウムの数値がどうなっているのかは、ザッと検索しても出て来ませんでしたが、どのぐらいの数値なんでしょうね。
トリチウムは、食物連鎖で濃度が上がって行く元素ではないそうですので、現在の海中の数値が分かれば良いのではないかと思います。
韓国の月城原発だけでも、海水への放出は年間17兆ベクレルです。大気中に放出している量が120兆ベクレル近くありますが、自然由来のトリチウムと一緒に地や海水に染みて行くのですから、「お前のところでも、年間136兆ベクレル排出してる月城原発があるんだから、抗議して来るとは何事だ、言う資格無し!」「古里原発も53兆ベクレル排出してるし」と殴り返してやれば良いのです。
中国も放出してますしね。

政府は放水をきめましたが、貯水タンクが満杯になる2年後を目処に放出を開始するとの事です。
貯水タンクが満杯になる頃には、トリチウム総量1000兆ベクレルになるそうです。
これを何十年かかけて放出するのだそうで、いっぺんに1000兆ベクレルのトリチウムを放出するわけではありません。
処理水濃度は、WHOの飲料水基準値1万ベクレルの7分の1という事ですから、リットル当たり1500ベクレル弱になります。
現在、地下水バイパスなどから放出している水の数値がリットル当たり1500ベクレル以下だという事ですから、処理水の数値はそれに合わせているのでしょうね。
更に、海水と混ぜて放出するので、前述のWHOの基準値の40分の1ぐらいになるとの事……ということは、現在の海水中のトリチウム濃度はかなり低いという事ですね。

東海原発は、2007年までの30年間で4500兆ベクレルを放出したそうです。
が、人体に影響があったという話は寡聞にして聞いたことがありません。
フランスは、1処理施設だけで年間1京3700兆ベクレルを海中に放出しています。
カナダは、年間総放出量が1700兆弱ベクレルです。
中国は……あそこは処理自体ちゃんと行われているかも怪しいしなあ(あくまで個人の感想)。

食物連鎖はおこらないし、数値も心配しなくて良いってのに、漁業組合や漁師まで騒いでいるのは、風評被害が深刻だからなんでしょうね。

ヤタラメッタラ恐怖を煽る勢力がありますが、キチンと処理させる為にその力を使ってるわけではないのが頭に来ます。
日本政府に切りつけるなら、返す刀で韓国も切らなきゃ嘘です。
福島という場所に韓国が文句を付けて来るなら、九州や日本海側の日本の方が、月城原発からのトリチウム放出の方が影響大なんだから、韓国にも切りつけなきゃダメでしように。

反日?の連中には、国によってトリチウムが強弱するようです。
同じ1ベクレルでも、日本のものは1万倍ぐらい強力に感じるんでしょうかね

……もう日本から出て行って下さい。