中国の気象観測用気球が、米国の戦闘機によって墜とされた。空対空ミサイルにて。
米バイデン大統領は、4、5日前に既に撃墜命令を出していたという。
墜ちた気球が地上に被害を及ぼさないよう、海に墜ちるような場所まで気球が移動するのを待っての撃墜らしい。
民間の気象観測用気球が、米大陸上空を通過していただけという、中国の言い訳を米は聞かなかったわけだが、中国自体、他国の気象観測用気球だと聞かされていたのにも拘わらず、スパイしてると言って気球を撃墜した経験があったのではなかったか。
China大陸は、『超限戦』に明け暮れた歴史を持つ。数千年間、内戦か征服戦を超限戦にて延々続けて来たと言って良い。
アラブも地中海でもヨーロッパでも、戦争は延々続いて来たけれど、昔からの感覚そのまんまなのは、今や中国だけではなかろうか。
時代時代で出来うる限りの超限戦を行う中国。現在は、インターネットや気球や経済のサプライ・チェーンまで使い、飽く事なく超限戦をやり続けている。
そうしていないと死んでしまうかのようだ。
だから、世界は中国の事は信用しない。「偵察してたんだろうが、気象観測だなんて嘘つくんじゃねえ!」になる。
某YouTuberが、今回の件で面白い話をしていた。
米は、気球に敏感なのではないかと。
何故なら、1944年に気球による米国土に攻撃を受けた経験があるからだと。
いわゆる風船爆弾である。米国土を襲った風船爆弾は、旧日本軍が飛ばした爆弾である。
ある時期まで、日本内では風船爆弾を嘲笑う連中で染められていた。
現在は、昔ながらの話を更新していない人以外には、結構米を驚かせていたという事が知られている。
爆発による人的被害は僅かだが、かなりな山火事を起こしたそうだ。
気候的なものなのか、米の山火事というのはかなり凄い事になりやすい。鎮火にかなりな労力を使った事だろう。
この風船爆弾、偏西風に乗せて米本土へ飛ばしたのだが、コンピュータなど無かったあの時代に、計算して着弾させるのだからたいしたものだ。
リモートコントロールする機材など無い時代に、風に乗せて米本土に墜ちるように飛ばすとは、日本もやるものだ。
負けがハッキリ見えていた1944年、一矢報いてやると飛ばした風船爆弾、闇雲に飛ばした嘲笑えるような代物ではなかったという事。
米で騒ぎになり、米のラジオで報道されたため、それを知った日本側は次々に飛ばしたそうだ。到達させる事のできたものは少なかったけれど、米を騒がせたのである。
テロを除く戦争行為で米本土が攻撃されたのは、現在これが最後だ。