新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

バングラデシュの女子学生焼殺を、女子学生が行った?

いくつか記事を読むも、手を下した者の詳細が載っているものは1つだけでした。

ヌスラトさん(被害者)を、犯行現場の屋上に誘い出したのは女子学生。
「友達が殴られてる」とヌスラトさんに声を掛けたという事なので、助けるのに手を貸して…みたいな話だったんでしょうか。
屋上へ行くと、ブルカの人が5人だか居たそうですから、この人達は皆女性という事でしょうね。
この人達からセクハラの訴えを取り下げるよう言われて拒否したヌスラトさんは、床に転がされ頭を抑えられた状態で灯油をかけられ、火をつけられたそうです。

犯人達は現場から逃走。たぶん、火をつけて間もなく逃げたんでしょう。
救助してくれる人が居て(ヌスラトさんの訴えに賛同していたのか反対だった人なのかは不明)、病院に運ばれます。
ヌスラトさんは、転院先の大学病院で4日後に死亡しますが、救急車の中で「私は死ぬまで戦う」と兄に言っていたそうです。助からないかもしれないと感じていたのかもしれません。
(兄は、期末試験を受ける為に登校する妹を心配して付いて来ていたそうです、校内には入れてもらえなかったそうですが。)

実行犯は、ヌスラトさんの証言から男性ではなく女性です。
校長からの指示が有ったそうですが、犯人達は校長に何か特別な弱味を握られていたんでしょうか。
被害者が死亡したため抗議の声が強く上がり、数千人規模の集会も行われいるそうですが、死亡しなかったり火をつけられるような事がなかったら、非難はヌスラトさんに一方的に向けられていたかもしれません。
セクハラへの訴えは、セクハラを受けた方が地域からは勿論、家族からさえ非難される事があるそうです。

欧米諸国も日本も、セクハラをする人を擁護する様な女性はほとんど居ないでしょう。
でも、イスラムの世界は違うという事です。