新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

肺炎死亡者全員にPCR検査はしない

誤嚥性肺炎を除いても、肺炎で死亡する人は年間10万人ぐらいです。1日平均270人以上になります。
2ヶ月前から中国共産党(CCP)コロナウイルスへのPCR検査を、肺炎死亡者全員に行ったとしたら、それだけで17000件ぐらいになります。
新型コロナウイルスによる肺炎であると疑いを持てば、死亡前死亡後関係なく検査はするでしょうね。院内感染は重大事ですし未知のウイルスですし、今後の為に分析研究してもらわなければなりません。情報を提供する事が、これからの医療機関や患者を守る事に繋がりますから。
したがって、医療機関がCCPコロナウイルス感染の疑いのある患者に、死亡後までもPCR検査をやらない様にしている、なんて事はないと思われます。

そう考えると、現在における約60人の死亡者は、世界に比べかなり少ない事になります。
日本は他国と違い、検査対象を絞っているために感染陽性者数が少ないというのはその通りだと思います。
日本も、欧米の様に中国との経済的結び付きは強く、人の往来も多いです。
観光客も、イタリアでは最近でも年間150万人ぐらいだとの事ですが、日本はその数倍です。
なので、確認されていない感染者は数万人ぐらいいるかもしれません。陽性者の8割は軽症か無症状で終わる(中国発の情報のようですので信用できませんが)なら、現在2000人程の陽性者がいてそのうちの重症者を基に推計すれば、感染者は1万人いかないかもしれません。
重症ではないから検査をしないのであり、重症で疑いがあれば検査をしています。症状が重くなければ医療機関に行かない人は多いです、もともとは。
という事は、感染してウイルスをばら蒔きながら治る人が沢山いるという事になります。
ばら蒔かれて感染した人もたいした事もなく治ってる人が沢山いるという事になります。

致死率がインフルエンザに比べて桁違いだと言われており、未知のウイルスであるため行動の自粛が行われています。手指衛生なども例年よりマメにする人が多い様で、それも感染拡大のスピードを鈍らせているのではないでしょうか。
感染者の増えかたが遅いと、先に感染した人で治る人が増えて行きます。通常であれば、治った人達が感染の壁になり、感染中の人の人数がどんどん増えて行く事はなくなり、終息に向かいます。
検査していない感染中の人がどれだけ居るかは分からないとはいうものの、感染すれば重症者は出て来ます。
そして死に至る人も出て来ます。

日本は死亡者数が少ないので、感染者自体も少ないと考えられます。死亡者数から推定する感染者は少ないと。
検査を絞る事によって、感染の拡大はより激しくなるという単純な図式は日本にはあてはまりません、今のところ。なずなら、死亡者が少ないから。
未知のウイルスである事と、致死率が高い事から指定感染症となっていますが、指定感染症者はインフルエンザの様に「家で静養して下さい」では済みません。
重症でなくても収容していき、陰性になるまで置いておいた為に施設に空きがなくなり、重症感染者が
待機したまま重篤となり、担ぎ込まれて危篤となり死亡……イタリアはそんな事態を招いてしまいました。重症自宅待機者を多数つくってしまった為、担ぎ込まれが集中してしまい、若い方からの選別治療を余儀なくされる状態にまでなってしまいました。
そうなると死亡者が一気に出て来ますし、死亡者が一気に出れば、人間は恐怖に突き動かされて医療機関へ殺到します。
ごった返す医療機関で感染し、さらに感染者は増え、さらに死亡者も増えて行くという悪循環になっている国が幾つも出ている様です。
従って、医療従事者も極度に疲弊してウイルスに命を刈られるという事になります。イタリアは、既に医師が50人死亡したとの事。
これが医療崩壊で、ウイルスに感染していない他の疾患の患者へも『選別治療』が行われるに至っていると思われます。

いまだに「検査検査!」と政権を罵倒し続ける人達がいますが、指定感染症から外してもらいましょうか?
だって陽性者を片っ端から収容できませんから。
遠い未来の映画みたいな科学力と、現代の科学力でできる事を比べてみながら自分でできる予防で協力し合うのが最善ではなかろうか。