新兵衛の覚え書き

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中国共産党コロナウイルスの死者数が日本では少ない理由

少しずつ分かって来ているSARSCOV-2ですが、東アジアを中心に死者数が少ない事が不思議がられていました。
高齢者の致死率が高いと言われながらも、人口に占める高齢者の数の多い日本でありながら、欧米に比べはるかに少ないのは何故なのだろう、と言われていました。
韓国の死者数が少ないのは、感染源となったとみなされている宗教団体には若い人の方が多いから、という話もありました。感染者全体に占めるこの宗教団体の感染者数が多くを占め、信者には高齢者が少ない事が、全体の死者数が少ない事の原因になっているのだと。
現在の感染者累計に占める信者の感染者数がどうなっているかは分かりませんが、感染源となった教会の在る大邱市にしても、第2波が起きそうなソウル市にしても、現在はこの宗教団体の信者以外の人の方が感染者は多い様です。
韓国も、日本の様に高齢者が多い国です。それでも死亡者は少ない。
かなり強権な大統領のようですか、数を隠蔽しているんでしょうか。先の総選挙で保守はボロ負けしたそうですが、だからといって保守層の人が少ないワケではないですし、韓国人は大人しくありませんから、騒ぐ様な事があれば左翼は抑えきれないでしょう。
従って、感染者数や死者数を隠蔽するのは難しそうです。

中国ですが、武漢市も第2波の様ですし、瀋陽は封鎖されていますよね。感染者数8~9万人などとは、誰も信じていませんし、死者数が5千人以下というのも誰も信じていないでしょうが、もしかしたら致死率は低いかもしれません。
ただし、生活様式が元々不衛生な事に加え、都市に大量に居る貧困層は貧困が故の更なる不衛生でしょうから、感染者の数も膨大だと考えられます。
治療らしきものさえ受けられない人が多いと聞きますし、いくら無症状や軽症で終わる率が高いといっても分母が違いますので重症化する人の数も大きくなるでしょう。
つまり死ぬ人の数も多い、と。
人口も多いし、超大都市の数も多く、都市に居る貧困層も多いのですから、死者数も多いのでは、と。
まあ、中国は何かにつけて数字がデタラメですから、マトモに研究するには取り敢えずは外した方が良いかもしれません。

中国は参考に出来ないとして、他はどうなのでしょう。
国全体の医療インフラが弱いと言われる国もある東南アジアはどうでしょう。
検査自体が少ないのもあるのでしょうが、死亡者は少ないです。
欧米の様にどんどん死亡者が出ていたなら、検査をしていなくとも「コロナに違いない!」と騒ぎまくるのではないかと。

アフリカも、国全体としては医療インフラが弱い国が多いです。
検査も数をこなせないでしょうから、感染者数は少ないです。が、検査するしないは関係なく感染する人は居るのですから、死亡者も出て来るワケですのに、少ないです。
東南アジアにしてもアフリカにしても、気温の関係なんでしょうか。それだとブラジルやエクアドルの死亡者数が多いのがわからなくなります。
東欧(現在の中欧)も死亡者数が少ないのは何故なのでしょう。
サッパリ分かりません。

東京大学の、医師で準教授が論文を発表しました。
研究分析の途上での論文ですが、東アジアを中心に、SARSCOV-1が変異して弱毒化したウイルスが広まって定着しているのではないか、と。
弱毒化しているので、さほどの症状にはならないので医療機関にも受信しないで終わってしまうが、感染しているわけなので抗体はできるから、それがSARSCOV-2にも反応しているかもしれない、との事。
風土病というか、風土ウイルスというか、そんな状態になっているのかもしれません。
日本や韓国の死亡者数が少ないのは、もしかしたらそれが原因なのかも。
両国とも医療インフラは弱くはないですから、死亡しないで回復できる人が多いのかもしれません。

まだまだ未知ではありますが、地道に研究に励んでくれている人達が居てくれますし、医療現場の人も頑張ってくれていますので、私としてそれに報いる事は、一所懸命働き一所懸命生きる事かなあと、思ってる次第であります。