新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

アベノマスクに税金返せの声

いやいや、金儲けの為に冷酷になる奴が沢山居るのを無視したらダメです。

マスク配布に2ヶ月程かかりましたが、配布が終わる頃には市場はある程度落ち着いていました。
これは、日本国内産マスクで市場が落ち着いたわけではなく、Made in Chinaも出回っていたのは、生産国をチェックしていた人なら知っている事です。
店頭のマスクが直ぐに売り切れてしまう状態の時、路上で売られていた高額マスクの生産国は日本ではなく、Chinaでした。
商店で買い漁り、China語で連絡を取っている動画が上がっていたのを覚えている人も多いでしょう。
マスコミのもの、一般YouTuberのもの、幾つもの動画が上がっていました。
こういう状態の時、政治が動かないと高額なまま不足の状態が続くのは、想像に難くありません。

マスクは無駄だのなんだの、国外の大衆の状況を引っ張って来てまでアベノマスクや日本人を嘲笑う人もいましたが、現在は世界でマスク着用を言ってます。
インフルエンザとかで発症すればマスク、というのが習慣になっている日本人からすれば、マスクが手に入らないのは大問題です、精神的に大きな負荷がかかります。

国内でのマスク生産力では、増産しても短期間では追いつけなかったのです。
普段、国内で消費されるマスクがすべて国内産だったなら、生産する工場の数も多いでしょうから、各々増産すればなんとかなったかもしれません。
しかし、かなりな割合を輸入に頼っていたので、その分工場の数も少なくなっていたと考えてもおかしくありません。
工場の数が少なければ、各々が増産しても需要総量に追いつくだけの量を短期間で生産はできないのではないか。
足りないながらも、やっと店頭に並んだマスクを買い漁る連中が出るし、バカ高値で買わざるを得ない人が出るしで、怒り始める国民がドンドン出て来ていました。

路上で売ってる連中を、マスク略奪目的ではなく襲う人達が出て来たかもしれません。
インターネットで高値で売られていたり、路上で売られていたりするマスクも無かったなら話は別ですが、「あんたこれどこから仕入れたんだ」「不安に突け込みやがって」なんてな事で暴力沙汰が起きかねません。

国は動きました。
ガーゼのマスク(昔風)を海外に特注して配布する、となりました。
ああだのこうだの、配布が始まってからも反政権側からの文句がタラタラでした。
国内業者が頑張り、配布も進むに従い、マスクの値は下がり始めます。
レンタルDVDのチェーン店で、「マスク有ります」と店頭に立って声がけしてるのを見るようになって、内心「欲かくからだ、売れ残って損しろ!」と思ったものです。普段マスクなんぞ扱ってなかったクセによお……ってなもんです。

国が動かなければ、あの状態は長く続いたと思います。
個人に配布するものは終え、施設用に備えたマスクはかなり余りました。
施設は日常マスクを使用しますから、なんとか購入出来ていた所も多かったのでしょう、これが施設用配布マスクが余った原因かとも思います。
施設で購入出来ない所が出て来た時の為のものと考えれば、アベノマスクが余ったからといって何も問題はないです、緊急だったんですから。

「税金の無駄使い、金返せ」「安倍晋三が買い取れ」……何を言ってんだ、バカ者!
状況を無視してバカな言動をする野党や新聞記者、サッサと隠居してしまいなさい。