新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

ロシアに『憲法9条』があったら、ウクライナは攻められなかった?

んなワケあるかい!
どうとでも理由付けて終了だろうに。
どうしても縛られて侵攻できないなら、憲法を変えてしまえば良いのであって、やるかやられるかの歴史を続けて来た現地に、憲法9条など役に立たないわね。
そもそも、憲法9条みたいなガチガチの、現地にまるで合わないものを造るワケなかろうに。
日本も含め、彼の地に憲法9条の様なガチガチの法を謳える事のできるような歴史は無い。
最低限の守り以外武力は行使しない、なんて伝統も無い。

日本は島国なため、船舶も貧弱で海上からの攻撃が未発達だった時代は執拗に攻められなかっただけ。
陸続きの国々は、四六時中せめぎ合いの歴史だったと言って良い。
戦争を、ゲームか何かの様に思ってたかもしれない上流階級は別にして、たいていの人は戦争は嫌だったのは間違いなかろう。従って、戦争放棄憲法に謳うのはなんら不思議ではない。
戦争は嫌だなあと長い長い間思い続けて来たのだから、長年の思いがやっと明文化されたとなれば、誰も文句は言わないだろう。
しかし、やられたら当然やり返す、やり返さなければ(やり返す力がなければ)又攻めて来るし殺されまくる、と歴史から学んでいるので、『戦争放棄』を謳おうとも自らをガチガチに縛る事はしない。

欧州の西部は、領土の取り合いでの戦争の可能性はかなり低いけれど、東部は強権者が存在するため、己の権力維持のためにも(権力維持できなくなったら処刑されるかもしれない)、プーチンのような行動を採る事は十分有り得る(中国共産党は典型)。

なので、憲法9条は役に立たないのである。

人類のレベルでは、憲法9条は無駄でしかないから、こんなガチガチなものは謳ってはならない、我が身を危険に晒すだけだから。
また、憲法9条を謳っても危険が無いレベルに人類があるなら、ワザワザ謳う必要がない。
「え?攻める……そんな事考えた事もない」なんて世界なら、最初から憲法9条など必要無い。

おかしな集団が存在するうちは、我が身を危険に晒す憲法9条は要らないし、おかしな集団が存在しなければ、ワザワザ憲法9条を謳う必要がない。

憲法9条は無用の産物……とは言うものの、イラクでの紛争やアフガニスタンでの件だけで観るなら、憲法を盾に戦闘に加わる事もなく済んだのだけどね。
でも、軍事同盟を結んでいない国は、日本を助けに戦いに来る事はないでしょう。
アメリカだって、茶を濁すだけで終わらせるかもしれない。

日本が、アメリカとまでは行かないまでも、強力な軍が存在すれば、➕アメリカ軍となるわけだから、中国共産党はここまで軍事に金を掛けなかったでしょうね、無駄だから。
強力な軍というのは、軍事研究も諜報もしっかりやってもいるもの。軍事研究やらを批判して得意になっていられる日本なので、中共からすれば嘲笑もの。
憲法9条ってんだから、「アホだ、あいつら」なんですなあ。

兎にも角にも憲法9条は無用の産物。