新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

緊急事態宣言と一致団結に対する『非国民』という揶揄

中国共産党コロナウイルスの感染拡大が速くなって来ました。1日毎の新感染者(検査陽性者)数が300人に迫っています。
ニューヨークで働く医師は、東京はニューヨークの後を追っている様だ、と言います。
ニューヨークも、ほんの2、3週間前は東京の人達のように楽観的な行動をとっていたんだそうです。
ところが、あっという間にニューヨークだけで8万人を超え、医療提供体制が崩れそうだ、と。医療崩壊を起こす寸前だと。

緊急事態宣言に反対するかのごとき人達がいます。
「非国民!の時代に逆戻り」みたいなことを言ったりしては、楽観的な人々の行動制限を憤る人を罵倒しています。
命有っての物種なんです。収入が大変減ってしまった、なんてのを国がどう支えてくれるか物凄~く不安ですが、ニューヨークみたいになったら、ミラノみたいになったら、働いてられる場合じゃなくなってしまいます。
「子供がー!」というのを楯に、引っ掻き回し罵倒をする人もいますが、日本人の心根が落ちぶれていようがなんだろうが、ウイルス抑制に協力するのが先でしょうに。
感染が疑われる子供は、周りから爪弾きにされるとか言って騒いでも、ウイルス抑制にはなんの効果もありません。
騒ぐなら、「合コンなんぞやってんじゃねえ」「何千人も集めた会場で格闘技の試合?バカ野郎!」「パブだのライブハウスだのナイトクラブだのに行ってんじゃねえ!」「なに花見なんか行ってやがんだ!」「カラオケで飛沫飛ばしまくりやがってこの野郎!」などなど、そっちに言って下さいな。
能天気バカ達のせいで、子供達が大迷惑だと叫ぶのが筋。国民が一致団結するのは独裁へ進むからダメだとか、非国民呼ばわりの世の中は嫌だとか言っても、ウイルスには関係ありません。人間の事情など関係なく寄生して来て命を奪います。

一致団結には、確かに同調圧力が存在します。その為、『非国民』を持ち出して緊急事態宣言に反対する人を造り出そうとしているように感じます。
子供が爪弾き…を持ち出して反対感情を盛り上げようとしているように感じます。
でも、命有っての物種なんですよ。
『非国民!』の時代は、そう言われると「確かに戦争やってる最中だしなあ」と逆らえなくなったんです。ただし、巡回するかのように歩き回って「非国民!」と叫んでいたのは、町内会のボス的な婦人だったりしたそうですけどね。
歩き回っては「非国民!」と責めたって、戦況には影響ありません。
しかし、感染拡大抑制の為だと話が違って来ます。
同調圧力を掛けなければ、「自由だ」「人権だ」とばかりに能天気行動からの感染爆発と死亡者増大になりますから、同調圧力は必要かと思います。
ドンパチの戦争じゃないんですから、一致団結は確実にVSウイルスに影響は出ると思います。

緊急事態宣言であっても、中国共産党みたいな事を国民に出来る様にはなってないです、日本は。
医療提供体制がとれなくなる、いわゆる医療崩壊になる前に出さなきゃ意味ないです、緊急事態宣言なんて。