新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

辻元清美氏「主張を押し通す政治は終わりにしたい」……え?

政権側って、何処の国でもそんなものでしょう。「主張が通るかわかりません、どういう違ったものになるかわかりませんが、投票お願いします」なんて言って歩く立候補者って居ない様に思います。

少数意見も取り入れるとか考慮するとかはあっても、原則は通すとか基本を通すとかは当たり前じゃないでしょうか。
単なる目眩まし(耳眩まし?思考眩まし?)の受け狙い的無責任な発言だと感じます。

浮動票層は相変わらず情弱ばかりだと思ってるんでしょうかね。
一般人が多方面からの意見を知る事がむずかしかった時代ではないのです。
世の中、感じた事や思った事を言葉にして理論立てて発言できる人は少ないです。これって変だよね、おかしいよね、との基本姿勢が決まってもなかなか上手く表現できないものなんです。
そういう人達は当然反論が苦手です。だからネットから「あ、これが言いたかったんだよね」というのを見つけては、自分の言葉化に利用して行きます。
こういうタイプは、知恵があっても反論はいつまでも苦手だったりしますから目立たず、何か発言しても攻撃されると逃げてしまいます。
しかし、逃げ出すからといって、「ちょっと待った、何かおかしいよ」と気づく力は増していたりします。
口喧嘩は苦手でも、弁論大会の様に筋道立てての発言自体は出来る様になっていたりします。
そういう人の呟きが増えて行くにしたがい、今回の辻元氏のまやかし?発言に即座に反論する人も増えて行きます。
反論(口喧嘩)の方が得意な人達というのも結構居まして、こういう人達はコツコツ呟く人達の発言を貪欲に吸収して口喧嘩に挑みます。

そういう流れが出来ているのを、辻元氏はわかっているのでしょうか。こんな事を発言したら、「流石チュチェ思想信者」とか「共産主義独裁が理想?」という域まで持っていかれ、それがどういう意味かを理解する人も大量に出てしまう時代に差し掛かっている、という事をわかっているのでしょうか。

辻元氏等にとって地味に恐いのは、口喧嘩等が弱く目立たたないけど、コツコツ解りやすく発言する人達でしょうね。
床屋談義とか井戸端会議みたいな所にこういう人達が一人二人は居るなんてことになったら、こういう人達は捩じ伏せる様な話し方をする可能性は低いですから(元々言い合いが苦手)、国民は賢くなって行くでしょうね。