新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

れいわ新選組の当選者の事

身体障害者の人が当選しました、2名。身障者だからといって議員をやっちゃダメという事はありません。ただし、どこまで仕事がこなせるかが問題になります。
はっきり言って、無茶したなあという感じがします。

身障者の人達やその家族の人達からすれば、身障者が地域で普通に暮らせる様になって欲しいとの願いは当然あるでしょう。
そう暮らせる為には、ザックリ言うなら健常者や健常者に近い人達にかかっています。
当選者の木村氏が言う「地域で普通に暮らせる…」社会は、健常者達が支えなければ無理でしょうね。
木村氏レベルの身障者の「普通の暮らし」とはどんなものか、想像のつかない人がほとんどでしょうね、私も想像がつきません。
何を以て普通の暮らしと言っているのか、判断がつかないでしょうね、皆さん。

話は逸れましたが、れいわ新選組のこの人選の仕方、どうにも納得行かないのです。
NHKをぶっ壊す事一本で出て来た人もいるぐらいですから、身障者の為に出て来る人がいても構わないのですが、N国党は一応不特定多数の人の為にやってるわけですが、れいわ新選組のこの御二人は身障者の為だけに出て来たのでしょうか。
身障者を支えて生きる事が健常者の正しい生き方だ……なんてな考えでワアワア言う為に出て来たのであれば、身障者と健常者の溝を作ってしまいかねないのですが、さてどうなんでしょう。

身障者は辛い分、色々優遇されるのは当然…みたいな態度はしないで欲しいです。当たり前の顔をして「支えるのが義務だ!」みたいにならないで欲しいです。
「身障者をバカにするな」「差別するな」「人権侵害だ」「アレをしろ」「コレをしろ」等を組み合わせて振り回すのは絶対ダメです。
そういう態度をとらない多数の身障者の人々の迷惑にしかなりませんから。

何故こんな事を感じるかというと、介助等を国会でやれという強引な要求がなされているから。
バリアフリー程度ならまだしも、舩後氏の様な状態の人にも合わせた体制をとれるよう考えて来なかった国会はおかしいみたいな雰囲気ですし。
想定外でも仕方無いでしょうにね、舩後氏みたいな人が出て来るなんて。
議論の場に議論を戦わせられない人が出て来るのがそもそもおかしい。

LGBの次は障害者の政治利用か……との思いが頭をかすめるのでありました。