新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

武漢市の貧困層と新型肺炎

武漢市が封鎖される前に、帰省などで既に500万人が出てしまっていたといいます。
学生が何百万人もいるとは思えないので、武漢市を出た人の多くは出稼ぎ労働者かもしれません。
その他、中国から日本に旅行に来ている人が多数いる事からも分かるように、武漢市に戸籍を持つ人で余裕のある人達もアチコチに出ているでしょうね。
しかし、発展している都市に住んでいるからといって、動きたくても動けない人達が居るのは世界共通。それは貧困者。
働き先が決まっていて入って来るわけではない、仕事を求めて入って来る人が結構いるそうです。
そういう人達はかなり貧しいのであり、社会保険制度にも加入出来ない、医療機関を受診する事自体が困難な人達。
受診自体を拒否されるとも聞きますので、この人達を新型コロナウイルスの感染者としても、感染死亡者としても数に入れていないのではないかと推測します。

都市に戸籍のある人達でも貧困者はいるでしょうから、この人達も受診できていないのではなかろうか。
医療機関内にさえ、黄色い袋がゴロゴロ置かれていたのですから、住処で亡くなった人も沢山いるでしょうね。
自宅で死亡したという人が沢山火葬場に運ばれて来ている、という情報も出ていましたから、たぶん貧困層の人達がそれに該当するのかもしれません。

貧困層は、市の経済活動のストップによってあっという間に干上がったでしょうね。
食費の切り詰めをしていれば、体力自体が衰えますから感染したら危ないです。

武漢市での、新型肺炎で亡くなっている人は数万人いるのではないか、という話は本当かもしれません。