新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

致死率、日本が一番低くなってる……

4月10日13:30、ザッと確認しただけだけど、韓国やドイツより日本の致死率が下回っていました。
一時的でしょうけど。

韓国→1.990% (10450/208)
ドイツ→1.947% (108202/2107)
日本→1.941% (5564/108)

韓国とドイツはジワジワ上がって来ての数字ですが、日本は下がって来ての数字です。
日本は、死亡者数が元々少なかったのですが、検査を絞っているために陽性者が少なく、死亡者数が少なくても分母が小さい為に3%台後半ぐらいまで上がりましたが、死亡者数の増える速度が遅いまま検査陽性者数の増える速度が早くなっていき、数日前に致死率2%を切りました。

陽性者が急激に増え出してまもなく、ホテル東横インの一部が重症患者未満の受け入れを始め、APAホテルも受け入れ決定、楽天の三木谷氏が個人で所有するホテルも無償提供を発表、楽天トラベルに加盟の571施設( 65156ベッド)が受け入れに名乗りを上げるなど、重症患者以上で入院待機が出ないで済みそうな様相になって来たので、日本の致死率は低いまま推移しそうです。
ただし、致死率が10%をはるかに超える高さと見られる高齢者が、やたら出歩いているようですので、余談はゆるされませんけれど。

毎回書いている事ですが、検査してようが検査してまいが関係なく感染は起こりますから、一定数死亡する人が出ます。
検査で陽性と出た後に重症化して亡くなる人、重症なので検査して初めて感染しているのが判った人それぞれですが、効果が有るかもしれない薬剤が判り始めたばかりですから、つい最近までは単なる対症療法しか出来なかったのであり、重症化を防ぐ為の治療法は無かったみたいなものです。
どんどん検査して「感染者の数がヤバイ!」と警告して自粛を促すのが良いのか、検査条件を設けての自粛呼び掛けが良いのかはまだハッキリしませんけれど、死亡者をどれだけ出さないかが大事だと思います。
MERSで直接の恐怖を経験した韓国は、感染コントロールの為の有効手段のひとつに『迅速な検査』を入れ、検査対象者の条件を広くとり、臨時で検査に携わる者達の講習などを行って対応できる体制を造り、大量の感染者収容の為にどうするかも決めていた様で、中国や欧米のような状態になる前で止める事ができた様です。
あと、韓国は同調圧力がかなり強いのかもしれません。日本の高齢者に、「我々は出歩くけど、若い人が外出しなければ良いんだ」と言ってのけた人がいましたが、韓国なら殴り殺されているかもしれません。何せMERSの恐怖を身を以て体験しているのですから。
日本は、そんな事を言う高齢者が居るし、緊急事態宣言の出た翌日も、出勤でごった返す所もあるし、同調圧力は「非国民の時代に逆戻り」などと喚き散らす人々も居て、まるでパンデミックが起きて日本が混乱するのを楽しみにしてるがごときの言動が罷り通っています。

それでも日本は、致死率が一番低くなりました。

それだけ頑張っている人達が居るのに、なんなんでしょう、政府の緊急経済対策の誤魔化しは。
なんなんでしょう、政治利用が最優先の野党の言動は。