新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

松山ケンイチが「嫁に髪を切ってもらってる」

炎上してるらしいです。どこでどんな人達が騒いでいるのかは知りませんが、『嫁』に怒っているのだそうです。
夫婦別姓待望論者達は、『嫁』という呼称を憎んでいますから、そういう人達が騒いでいるんだろうと推測します。

「家父長制がー!」と、眼を充血させんばかりに睨みつけながら叫ぶ様に、そんなにいきり立たねばならない程の傲慢な夫ってどんな奴?と思ってしまいます。

「嫁のくせに」とかの台詞を聞く機会はそれなりにありますが、個人的会話の中で夫からは聞かなくなって久しいです。
「家(うち)の奥さん」とか「ウチのカミさん」と言う人がかなり多く、『嫁』と言う人は少なくなりました(私の周りだけかもしれませんが)。
言ったとしても、大抵は「嫁さん」と『さん』が付きます。
「嫁のくせに」とは聞かなくなりました。
勿論、言ってる人もいるでしょうが、私が今でもこの台詞を聞くのは大抵姑か、たまに舅。

夫からすれば、『嫁』は自分に傅くものだなんて意識はあまり無くなってると感じます…あまり、というより無い夫が当たり前になって来たのかなあ。

結婚してそんなに経たないうちは、なんか嬉しそうに「嫁さん」って言ってる奴も居る事は居ます。
そこには、自分は傅かせる者を持った家長である、なんてな感じは全然ありません。
場によっては、さんを付けずに「嫁」と言ってる事もありますが、最早『嫁』は夫に仕える者なんてな意味では使っていないのではないかと。

一方、女性からしたら面白くはないでしょう。
何せ姑から『嫁!』と飛んで来るのですから。
今や、『嫁』という呼称に嫌な思いを抱かせるのは、同性の姑なのではないか、と思ってしまいます。

小さな女の子が大きくなったら何になりたいか聞かれ、「妻」とか言うようになったら嫌だなあ。