新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

生理休暇

生理痛への無理解への怒りツイートに、批判返信ツイートが集まっているのを見ました。

発端は、SNSに「ナプキンも買えない」というニュースが載った事。

コロナ禍で経済が痛めつけられ、困窮する人が増えているという流れでのニュースなのですが、なんでワザワザナプキンの話なわけ?という事から、政治利用に女性を持ち出しての政権批判であり、ナプキンが買えないなんて本当はどうでもよいんだろう、と反応した様です。
「〇枚で何とかしろ」とか、「替わりに〇〇使ってろ」とか、いつもの如く投げ付け投稿も出て来ました。
投げ付け投稿はどんな件にも見られますから、多くの人はそれを以て全体がそう考える傾向にある、なんて事はあまり思わないでしょうね。
だからウッチャッておきます。
いくらなんでもそんな事を言うのは酷いという場合は、批判が不特定多数から飛んで来るので、投げ付け投稿をした者は削除逃走してしまいます。

「ナプキンが買えない」への投げ付け投稿はウッチャッておかれましたが、投げ付け投稿に噛み付いた人がいました。
「生理の辛さを理解していない」という事からの、女性の人権的な内容になっておりまして。
それに対して、「まあーた湧いて来やがったか、レイシストフェミが!」的な批判が飛んでいました。

女性からも、「ナプキン買えない?なんでワザワザナプキンの話なの?」という批判が出るくらいですから、本質は『生理の辛さの理解』の話ではないのです。
なのに、世は整理の辛さを無視してる的な話に持って行くから叩かれたワケです。

世の中には、女性中心の業界はあります。管理職も中間管理職も女性というのがほとんどの業界があります。
医療機関がそうなんですが、医療機関でも生理休暇を取る人が、昔に比べ格段に少なくなったのを知ってる人は少ないかもしれません。
昔は、生理休暇まだ取ってないから損するので取る、なんて人がそれなりに居たのを知らない人が多いかと思います(女性は知ってたでしょうけど
)。
子供が熱を出すなどして早退したり休んだりでもギクシャクしてしまう職場があるのですから、勤務表を作るのに頭を悩めて来た人や、押し切られぎみの人達がいつまでも大人しくしているワケがありません。
人の口に戸は立てられないの言葉通り、生理休暇で遊びに行ったりする事が知られて行きます。
嫌がらせ(イジメも)混じえた精神的支配の得意な人も、だんだん生理休暇を取りづらくなって行き、謂わば不当な生理休暇を取り続ける人はあまり居なくなったんじゃないでしょうか。

男性中心に動いている職場はどうなのか分かりませんが、医療機関においては女性によってそのように変化して行ったと思われます。
生理休暇について、女性中心の職場で男性があれこれ口を出せませんから。

願わくば、生理休暇取りなさいよという状態でも取れない様な職場は無くなりますように。