新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

台湾のパイナップル輸出

中国が、台湾からの輸入パイナップルに害虫が…という理由で台湾産パイナップルの輸入を止めましたが、ネット界では「単なる嫌がらせが政治的圧力だろうに!」と観ています(親中媚中派は別にして)。
日本も少し前、レアアースで攻撃されましたし、オーストラリアはワインや牛肉や石炭で攻撃されました。
中共って、そういう攻撃をする事は正しい事だという価値観ですから、世界のサプライチェーンから外した方が人類の為になります。

さて、今回のパイナップル輸入停止行為。
ニュースでは、台湾産パイナップルの90%以上が中国向けで台湾に痛手!…というみたいな見出しになっていました。
台湾産パイナップルの行先内訳も報じていたかは、新聞・TVを見ていないので分かりませんが、SNSのニュース見出しだけを見る限りは、「台湾産パイナップルの90%が売れなくなった、ナマ物だから廃棄しなければならない、そりゃあ凄い痛手だなあ」と思ってしまった人も居るかもしれません。
しかし、台湾産パイナップル自体の90%は元々台湾国内で消費されていて、輸出は10%。台湾産自体の90%ではありません。
いつも通りの、「なんじゃソレ」な見出しでした。なんだかなあ……。
(ところで日経新聞、「台湾産42万トンのうち4万2000トンが中国向け、9割強を占める」…って、なんだこの記事の書き方は!「輸出量の」を抜かすな!)

日本の業者で、輸入に手を挙げるところが出て来ましたが、台湾の足元を見て日本の顔に泥を塗る様な事をしないで下さいね。
台湾の蔡英文総統が、日本の業者が輸入に名乗りをあげた事に合わせ、「買っていただく物に粗悪品を混ぜたりしない様に」と、台湾の信用を損なうような事をしないように国内に呼び掛けたそうですが、総統がワザワザこんな発言をしたのは、日本の業者に対する牽制があるのかな、と思います。
「足元を見て買い叩く様な事はしないでね」という事かと。

台湾産パイナップルは味が良いので、値も張るそうです。高級品という事になります。
今年は少しぐらいブームになるかもしれませんが、その先も増えた消費量が定着するかは疑問です。
増大した消費量が定着して、高級品も増大定着したらどうなるか。
沖縄が踏ん張るでしょう。
輸入自由化で、産出量は全盛期の10分の1以下になってる様ですし、農家も減りました。
でも、滅びないでしっかりやってるところはあるのですから、「台湾には負けないぞお!」と、パイナップル他も頑張って作り果敢にPRするようになったりして。
北海道産の物を、「去年はアレだったから今年はコレ」と順繰り買う人達が居る様に、沖縄産の物もファンが増えたりして。
なので、日本全体の経済が冷え続けないよう、中流階級が再び増えて行くよう消費税廃止して規制も減らして天下り先も潰して腰の強い景気の日本になって欲しいです。

台湾産パイナップルの話が沖縄の話になってしまいましたが、台湾産に負けるな沖縄!