新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

地球温暖化……寒いのは嫌だなあ

気温の上昇スピードが過去の10倍だ、大変だ、とかいう記事を見た事があります。

地球の気温は1850年頃から上昇し、現在0.8度高くなっているそうです。
もっとも、1850年頃から暫くは、植民地や植民地に向う航路で観測していただけで、現在の様な気象観測目的でもなかったとの事。
植民地管理の一環だったとか。
なので、地域は限られていて、地球規模での分析に使える程のものではなかった様です。
しかし、何かの参考にはなると思いますけどね。
因みに、ペリーも日本の気温を観測していたそうです。植民地にする気満々だったのかもしれません。

日本の気温も世界と同じく、中世から下がって行き、農作物にかなりの打撃を与えました。
戦国時代も江戸時代も寒かったそうです。
冬期、イギリスはロンドンのテムズ川が凍った17世紀辺りは、食料事情の悪さからヨーロッパの人々の平均身長が2cm程度低くなったとか。兵士の身体測定の記録でも残ってるのでしょうかね。
農作物の収穫の不調が、気候によるものなのか戦争ばかりやってて畑を荒らし続けたからなのかは分かりませんが、16世紀半ばから17世紀半ばぐらいまでは特に寒さが厳しかった様ですので、農業は大変だった様です。

日本においても、室町幕府6代将軍足利義教辺りまでは特に収穫が不調で、その後少しはマシになるものの寒さは続き、江戸時代においても大きな飢饉が何度か起きました。
農業にあたえる打撃が1シーズンで済んだわけではなく、何年にも渡って続くのだから、たまったものではありません。
これは、寒冷期に観られる特徴だそうです。
現在、天候不良による収穫の不調が何年も続く事はありません。
20年くらい前に、天候不良から米を緊急輸入する事態が起きましたが、次の年は豊作でした。
暖かい方が良いんですよ、きっと。

二酸化炭素の排出により、大気中に二酸化炭素が増えて温室効果が増大し、気温が上昇して大変な事になる、と散々騒いでいるのを目にします。
レジ袋を有料化するは、炭素税を設定しようとするは、使い捨てストローやスプーン・フォーク等使わせないようにしたいとか、お馬鹿な某大臣が居ますが、地球はまだまだ暖かくなった方が良いかもしれないですのに、寒くしてどうするんでしょう。
二酸化炭素が増えて行っても、気温の上昇は鈍化して行くそうで、今のスピードで二酸化炭素が増えて行っても、平安時代の気温に並ぶのは100年以上かかるという説も出ています。
大気中に含まれる二酸化炭素がまだまだ増えた方が、植物の成長には良いのだとか。もちろん、限度は有るとの事。
100年もあれば、二酸化炭素処理の技術は大変発達するのは想像に難くありません。
人類の敵ともいえる中共を、世界のサプライチェーンから締め出せば、とりあえず現在の状況は良くなると思います。
技術が発達して、二酸化炭素の処理が安価に行える装置が出てくれば、発展途上国に提供しやすくなります(中国は価値観が違うので、生産出来ないところまで落とさないとダメです、タダで貰っても面倒くさがって使わない可能性大)。

海の水位が上がって来ていますが、北極の氷が融けているせいではありません。
凍れば体積は増えますが、氷山の一角は海上ですから水位とは関係ありません。
海水の温度が上昇すれば、海水は膨張するので水位は上がりますけどね。
縄文海進というのがあって、当時の日本の水位は何メートルも高かったそうですが、地球規模ではそういう現象は見られないそうですので、今後もそれほど騒ぐ事はないのかもしれません。
縄文海進時、北極の氷は融けるところまで行かず、南下する海水の量はあまり変わらず北上してくる海流が南下してくる海流より優位になった為、海進が起こったとか。
北極の氷が融けたからといって、南下してくる海水は冷たいのですから、水位が上がるから大変だ、とまではならないかもしれません。
南国ツバルの海進も、戦時に米軍が埋め立てした地が陥没して来たりでの騒ぎ。
昔住んでいた地よりも低地に移り住んだからこその騒ぎなだけ。

熱帯辺りに住んでる人達には分からないかもしれませんが、私達にとっては、まだまだ暖かい方が良いのです。

寒くなるのは嫌です。