新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

コロナ患者受入用ベッドの空きに46万円の補助

この補助を悪用している医療機関があるのでは、という話が出ています。
「入院拒否で46万円!」と、強烈な言い方を広めている人もいます。
これでは、医療機関全体の印象が悪くなってしまいますので、たとえ悪用する医療機関が存在したとしても、それを基に全医療機関が悪く言われる事が起きないよう願いたいものです。
コロナとは関係ない話なのに、コロナの件を持ち出して職員を罵倒する人が出て来かねません。

中共コロナ患者の受入をする医療機関でも、人員と設備や専門医の関係で、軽症者しか受入られない医療機関もあれば、元々指定感染症患者を受入れる事になっている、当然設備等も有る公的医療機関がベッド稼働率数%なんて話も聞きます。

私が世話になった事のある某医療機関は、月に一度2次救急当番をしているそうですが、その当番診療科は『循環器・呼吸器』です。
しかし、この医療機関には診療科目に呼吸器はありません、循環器のみです。
2次救急当番医療機関表という、医師会?が発行しているものを見せて貰った事がありますが、循環器と呼吸器は別れておらず、『循環器・呼吸器』となっていました。
「喘息の人も救急車で来ます」との事で、循環器の医師はそれなりに呼吸器も診る事ができるそうです。
でも、呼吸器は専門ではないので、コロナ陽性の患者は、指定医療機関へ送るとの事。
観察管理ではなく、入院治療が必要な症状レベルのコロナ患者は、人員も多く必要になりますし、その病棟自体を別運営しなければならなくなるので、循環器疾患で入院治療が必要な患者が沢山いるし、血管が詰まって搬入される患者も沢山いるので、この医療機関では無理だと。
きっと、そういう医療機関がかなり多いんでしょうね。

受入を決めてベッドを確保している医療機関、職員は大変でしょうね。
空き1ベッドにつき1日に46万円が保証される事に目が眩み、あの分この分と理由を付けて受入を断ったとしても、受入を要請する側には記録が残りますから、邪な事をやっていればバレてぶん殴られるでしょう。

受入れる大抵の医療機関はキチンとやってると思います。