昨日(12/22)のニュースで、イギリスの調査会社が中国の1日間での死亡者数の試算を発表した。
5000人だとの事。
何を基に試算したか分からないので、そういう事を言ってる処もある、程度に聞いておけば良いとは思うが、その調査会社が何らかの目的などなく、純粋な気持ちで試算したかもしれない、とも思っておいて良いかと思う。
なぜなら、可能性はかなりあるからだ。
中国といえば、ゼロコロナ政策を行っていたのは知っている人が多い。
中国を称賛したがるかの様なマスコミもある事から、中国は凄いと思わされた人も少なからずいるだろう。
中国が出す数字はまるで信用ならないのは中国人自体も認識している事なのに、信じている日本人が居るのには呆れてしまうが、イギリスの調査会社の死者数試算5000人と、中国発表の死者2人のどちらを信用するか。
信用というより、どちらの方を参考にするか、だろう。
ロックダウンを行った国は数々あるが、中国の様な強烈な事はせず、結果感染者数の山谷を繰り返して来た。
中国はといえば、一旦山を越えればわずかしか感染者が出ないという期間が長く続いた。何せ、某建物内で陽性者が出るや、その時に建物内に居た他の者までそこに閉じ込めてしまうという離れ技を行い続けたから、実際に感染者は少ないまま経過できたのかもしれない、とは思う。
しかしゼロにはならず、灯火のように全土アチコチで感染者がポツポツ出ていた。という事は、コロナウィルスはしぶとく潜伏するかの様に生き延びていたわけだ。
ましてや中国は、地位や金によってどうとでもなる国柄であるから、国外からも入って来るのは避けられないし、国境を接する国が多い為、完全に防ぐことは不可能だ。
中国内でもウィルスは変異するだろうが、世界では暴れ回りながら変異するウィルスが充満している。
ウィルスは変異しながら、感染力を増して行った。そして、感染力が強烈になったウィルスが今、中国を走り回り始めたのである。
中国は、他国の様に感染者数の山谷は繰り返していないようだ。
という事は、免疫のない人が膨大に居ると考えられる。
現在流行っているコロナの感染力は、武漢発のコロナの比ではない。規制で強烈な感染者封じ込めを行っても、ドンドン漏れてくる。強烈なロックダウンで、住民が食料を手に入れるのも大変にしてしまったから、当然経済は大沈黙化してしまった。
コロナはゼロにならないし、人々の暮らしはガッタガタだしで、最早規制を大幅に緩めるしかなくなったのだろうが、強い規制により、更地(未感染)で免疫のない大量の人々がアチラにもコチラにも居るから、ウィルスにとっては「入れ食い」状態と言える。
変異して強力な感染力を持ったウィルスが、草刈場の様な場に踊り出たら、短期間で感染者を大量に出すのはワケないだろう。
短期間に患者が押し寄せたら、医療機関は対応出来るワケがない。ましてや中国は、田舎の医療インフラは貧弱だし、都市においても受診がままならない人達が大勢いるというから、死亡する人はもしかしたら1日に5000人よりはるかに多いかもしれない。
1日の感染者数が100万人になったという話も聞く。
100万人になっていてもおかしくない、と思う。
中国は、大都市の数が多い。人口数百万人はザラだし、一千万人を超える都市も幾つも在る。
日本でいうところの村でも、3万人とか4万人だそうだから、物凄い勢いで感染者も死亡者も出すのではなかろうか。
中国の春節の休暇で、日本にウィルスを大量に持ち込まれるのではないか、という話も出ているが、たぶんそうなるのではないかと思う。