新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

ゲイとオカマとホモの認識

私の認識。現在の認識ではなく、私が成人になる前の記憶も朧な昔の認識。

 

ゲイという呼称を、いつの頃から聞くようになったかは覚えていません。

呼称自体は、私が生まれるよりズ〜っと昔からあったそうですが、周りでもゲイという呼称は使っていなく、ホモとオカマしか聞く事はありませんでした。

いつ頃だったか、「ヘイ、ゲイボーイ」という漫画の吹き出しを見て、こういう感じをゲイボーイと呼ぶのか、へえー……と思った記憶があります。

ストーリーはどんなだったか、どんな舞台だったかも覚えていません。ただ、線の細い少年が描かれていたのは覚えています。

格好は男の子であるのに、華奢で中性的な顔の描き方がされていたので、「へえ〜、こういうのをゲイボーイというのか」と、何となく認識しました。

認識が漫画かよ!と言われそうですが。

なんとその時は、「ゲイでボーイ」という認識ではなく、「ゲイボーイ」という固有名詞だと思ってしまいました。つまり、少年の時期が過ぎれば「ホモ」と呼ぶのだと。

今にして思えば、笑ってしまえます。

当時の私はホモとオカマで分けていましたが、そこに固有名詞「ゲイボーイ」が加わったのでありました。

 

現在は、会話でホモという呼称は聞かなくなりました。ホモという呼称は「気持ち悪い」的に使われていた面は否めませんから、マスメディアは意識的に「ホモ」は避け、「ゲイ」と使う様になったのでしょうが、それが影響しているのか、ある年代から下は「ゲイ」と使う様です。「あの人ホモかもね」ではなく、「あの人ゲイかもね」、といった具合に。

 

さて、私の現在の認識はというと、良くわからない、です。

多様なパターンが有って、「じゃあこういう人はどう認識してる?」と聞かれても答えられないのです。

ああ、そうなんだ……としか言い様のない私なのでした。

今は、『思想LGBT』なんてのがデカい声で殴り回ってるらしいですし、私には「ワケ分らん」なのでありました。