新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

鹿児島県でクラスターが発生した店

鹿児島県での中国共産党コロナウイルスの感染者数が、ここ2日間で50人以上増えました。
その多くは、『NewおだまLee』という飲食店だそうです。
記事に『ゲイバー』と出ていましたが、そうだとは推測してはいました。

踊りとかを見せているらしいので、いわゆるショーパブですね。アメリカだと、こういう形式はバーと呼ぶそうです。
伊藤詩織氏が、アメリカでバイト?をしていた場をピアノバーというそうですが、『バー』といえば名人バーテンダーが出て来る様な、そんな店を想像してしまうので、何かややこしい気もします。

現在はゲイバーと呼ぶ様ですが、昔はオカマバーと呼んでいました。
『オカマ』という呼称は、蔑みを含んで使われる事もあるからと使われなくなりつつある様です。笑い者的に使う事もあったのですから、これから先はますますオカマとは使われなくなって行くんでしょうね。

オカマという呼称が、蔑みや笑い者としての使い方をほとんどされないで現在に至っていれば、ゲイとオカマは分けて使われていたでしょうね。
今はオカマの替わりに『おネエ』になっています。
年上に対して使うお姉さんではなく、「そこのお姉さん」と女性に声を掛ける時に使うおねえさん。
例としては、浮浪雲という漫画に出てくる、主人公がしょっちゅう言ってる「おネエちゃん、あちきと遊ばない?」があります。

私の世代は、身体が男で性自認も男の人で男が性
の対象の人がゲイ。身体が男で性自認が女の人をオカマと呼んでいました。
後者を、漫画やテレビ等でゲイボーイと呼んでいるのを、「へー、そうなんだ」ぐらいにしか思っていませんでした。

以前(最近)、おネエだけのミニ楽団のコンサートか、差別がどうのこうので取り止めになったという話を聞いた事があります。
詳しくは覚えていませんが、レインボーなんだか系からのクレームが有ったからとか……よくは覚えていませんが、おネエを売り物にするのがダメだったらしいです。
楽器や音楽に興味を持つ人が増えれば、おネエだろうがなんだろうが良いじゃないですか。演奏する側も、そうなってくれれば嬉しいだろうし、演奏自体に聴きいってくれて、演奏する側がどんな人かは関係無く、色々なコンサート自体に足を運んでくれる人が増えたら嬉しいだろうに。
聴衆が増えれば、食べていける演奏者も増え、裾野が広がり、層が厚くなってレベルの高い人も増えるんじゃないかなあ……そんな事を思ったものです。

鹿児島県のゲイバーから随分話が飛んでしまいましたが、このゲイバーの店名の『NewおだまLee』がそういう店だと推測した理由は、私が住む街に『おだまり!』という店があったからです。
「おだまり!」という台詞は、女性が高飛車に言う時に使う台詞として使われていたので、女性言葉と認識されていたところから、いわゆるオカマバーでは「おだまり!」がちょくちょく使われたのだろうと思います。それをそのまま店名にしたのかな、と。鹿児島県のその店もそうなのでは、と。

おネエの「おだまり!」、暫く聞いてないなあ。
テレビも見なくなって随分経つので、マツコ・デラックスの「おだまり!」も聞けなくなってしまいました。