新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

アイヌ料理……見た事も聞いた事もないんだよなあ

アイヌの人々が食べる物にまで規制が入っていたのでしょうか。
食材への手の加え方にまで規制が入っていたのでしょうか。
戦後でも、アイヌが複数世帯住んでいた地はそれなりに存在していたのだから、料理と言えるレベルのものがあったなら、世代から世代に受け継がれ、和人の料理と融合しながらでも何かしら残っていても良さそうなんだけど。

調理の工程が違い、和風では出せない味があるとかそんな感じの料理があるか、といえば聞いた事さえありません。
規制されて消えてしまったんでしょうか。美味しければ、アイヌ料理だろうが広東料理だろうがフランス料理だろうが何だって良いのです。

アイヌも幾つか部族があったそうですし、集落は更に多かったはずです。
部族間や集落間での行き来があれば、食事でのもてなしは行われていたでしょうから、もてなし用の料理というものも有ったのではないかと思います。
もてなしですから、できるだけ美味しい物をと考えるんじゃないかと思うんです。
調理を工夫し、料理は進化して行き、家庭の食卓にも影響を与えて行く……その影響が北海道の各家庭や観光業にも飲食店にも見られる……なんてのは聞いた事もありません。

今も昔も具材が同じであるなら、アイヌの調理は和人の調理に取って変わられたのだと思います、和人の調理法の方が美味しかったから。
Wikipediaには、「出汁をとって…」云々と書いてありますが、アイヌ独特のものでもありませんし、味で劣るので自然と消えてしまったのでしょう。
アイヌ『料理』とまで呼べる様な発達した代物ではなかったと言う人達もいます。
そうならば、『料理文化』とまで言える様なものではないという事になります。
肯定否定双方の基準があるのでしょうから話は噛み合わないと思いますが、料理文化と言える様なものでなかったとしたら、それの復興とか基本にしてとかで作ってるアイヌ料理って、現代における単なる創作ではないか、と。
単に北海道の具材を使ってるだけの創作であり、文化の継承でも保護でも何でもないのではないか、と。
私が見る限りでは、無理矢理『文化』に昇格させ、「料理文化があった」を前提に研究している様に観えます。

まさか、それに公金は出ていませんよね。