新兵衛の覚え書き

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望月衣塑子さん、忖度社会を拒否る

ハラスメントに声を上げる事は、忖度社会を拒否する事になる云々と発言したそうですが、忖度という言葉には悪い意味しかなくしてしまう乱れた使い方ではないかと思います。

もっとも、忖度という言葉は普段使いません。上司の気持ちを推し測るとか、おもんぱかるとかで表現し、忖度とは使わないです。
一方、上司におもねるとかへつらうとかは使いますが、やはり忖度とは使わないですよね。
ただし、おもねるとかへつらうは直接的な表現なため、場面によっては使いずらいですから忖度と使えば、普段使わない言葉な為に遠回しに批判出来る(ワンクッションおける)でしょうから、嫌味的には使いやすいかもしれません。

しかし、忖度にはどちらの意味もあるのですから、こんな憎悪で片方の意味に固定されてはたまったものではありません。
そんなに憎悪して拒否したいなら、「媚びへつらう、おもねらなければ潰されてしまうような社会は拒否…」と直接的に表現すればよいじゃないですか。
『おもねる』『へつらう』という立派?な表現があるのですから、そこまで憎悪するなら、おもねる社会へつらう社会とハッキリ言えば良いじゃないですか。忖度と使わないと不味い事でもあるんですか、望月さん。

忖度は、ある意味曖昧にも使えると思います。
そうだからこそ、レッテルとしての威力が出るのかもしれません。