新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

シアトルの自治区→抗議地区と名が変わってた

キャピトル・ヒルで元々商売をやってる人とか居ますし、そんな人達は「いきなり自治区にされても……」だったでしょうね。

自治区というレベルの高い事できるの?とは思ってましたが、煽動する奴がいて勢いで『自治区』と看板(幕)を掲げちゃったのかなあ。

政治制度だか司法制度だかがマズイので、なかなか浮かび上がれない黒人が多いんだって。
警察がかなり横柄であらっぽいとは聞いていたけど、負の連鎖で黒人に対してキツくなったのもあるんでしょう。日本人には解らない黒人への差別心も手伝ってるんだろうし。
射殺される人数は白人の方が多いそうだけど、人口比から観れば黒人が射殺される数がかなり多いのがわかる。
率としては黒人の犯罪者率は高いので、だから「何もしてない」と言われても「嘘だろ」となって荒っぽくなるのでしょう。

貧しくない育ちをしても、悪くなる人は勿論居ますが、貧しくて社会的に差別を受けて浮かび上がれなければ、悪くなる人は多いかもしれません。
環境が悪くても本人次第でどうとでもなるなんて、人間はそんなに強くありません。強い人は居ますが、大抵は普通の人なのでどうにかなる前に沈没してしまうでしょう。
ましてや差別を受けてるんですから、沈没してしまう人が多いのは当たり前です。
勿論、犯罪がダメなのは決まっていますが。

いきなり自治区を創る……キャピトル・ヒルもそうですが、こういう形で地を確保するのは内乱と大して変わらないという事です。
こういう形で地を占拠するのは、国を維持しようとする側には飛んでもない事なワケで、国が壊れては一大事ですから、力による占拠には力で対応する事になります。
アメリカが混乱すれば美味しい事だと思う勢力は、庶民の安全など無視して援助するでしょうから、泣きをみるのは庶民となります。
差別して来た白人が悪いんだから、泣きをみようが関係あるかい!…なんてな事はあってはダメなんです、国全体の状態が悪化するのですから。
人種関係無く、修羅の世界が出現するでしょう。
「ボリコレだあ?それがどうした!」になったらどうするんですか。
マスコミがどう煽動しようが、屁の突っ張りにもならなくなるでしょう。
11億人を貧困以下にしたまま、搾取しまくった金で押し寄せて来られたら、人種関係無く更に酷い事になるでしょうね、民族浄化されるのが目に見えてますから。

目端が利く運動員なら、これはマズイという事ぐらい解るでしょうから、自治区→抗議地区と変えたとも考えられます。
変えましたが、銃撃に倒れた人に救急車はやって来ませんでした。
救急車は地区のそばまで来たものの、銃撃などの事態には警察警護のもとに要救助者を収用する様ですが、警察が地区へ入って来るのを拒否したため救急車は入らず。
仕方なく地区内の者が自家用車で地区外の病院へ搬送したそうですが、どのみち間に合わなかった様です、死亡しました。

地区外から誰かに銃撃させ、これを理由に警察が突入するとか考えたんでしょうか。
しかし、突入する気ならガス弾使うなりしてとっくに突入しているでしょう。
警官が6、7人救急車の警護で入ろうとしたのを拒否したわけですが、警官も入りたくなかったでしょうね、襲われても反撃したらまたまた大悪党として書き立てられますし、命が危ないですし。

自治区→抗議地区と変えたからといって、占拠している事には違いありません。
警察はいらない、他の行政は使わせろでは、 危なくて手も差し出せないじゃないですか。
それでなくても、心底に差別意識があるでしょうから、「じゃあ勝手にやれば」とその他大多数のシアトル市民が思うかもしれません。

あれだけ地区内に白人が居るのですから、地区外に居る白人にも差別を止めろという人達が結構居るんじゃないでしょうか。
なのに、なぜ黒人の貧困者は減らないのでしょう。貧困者が減らないから荒れる黒人が多いのは当たり前。
実は差別反対は建前で、本心は差別反対は二の次三の次なのではないか、とかんぐってしまうのです。