新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

あいちトリエンナーレと憲法21条

公序良俗に反するものは制限を受けますから、憲法21条を盾にしてもダメな事もあります。

さて、あいちトリエンナーレの芸術監督となった津田大介氏が、2019/04/08にニコニコ生放送でこんな事を言ってました。
「公立美術館で撤去されたものを『表現の不自由展示という展覧会を持って来る体にして』全部展示してやろうという企画」と。
『体にして』ですから、『展覧会に見せかけて』という事になりますよね、これ。「展覧会に見せかけて展覧会ではない事をやる」と言ってるようなものだと考えて良いのではないかと思います。
展覧会でないなら、何をやりたかったのでしょう。

「おそらくみんな全然気がついていないんだけど、これが一番ヤバい企画になるんですよ、政治的には」と言ってます。
という事は、展覧会に見せかけた政治活動をやる、って言ってる様なものです。

やり玉にあがった三点の作品は、政治活動目的の作品ではないかと思えるぐらい、政治的メッセージが強烈に前面に出た作品です。
特攻で散華された方を『馬鹿な……』と題した作品を出展した作者からさえ、「平和の少女像は芸術ではなく工芸だ」と言われる始末。
この、いわゆる『慰安婦像』という、単に政治性が強い作品というレベルのものでもなんでもない、日本攻撃・プロパガンダのシンボルに過ぎないモノを展示する自体がおかしいのです。
撤去された過去があるからといって、芸術とは言えないだろう代物を展示する自体がおかしいのです。

まあ、やり玉にあがったのが慰安婦像だけなら、ああだこうだ言ってズルズル行けたかもしれません(ああだこうだの内容を推測するだけで吐き気がしますが)。
やり玉にあがった他の2点がこれまた強烈だったわけで、こうなると「展覧会じゃなくて政治活動だ」の抗議をかわしたり逆ネジ食わせたりは無理でしょうね。
そこへ「ガソリンで!」という脅しが入ったので中止になりました。
が、脅迫行為が有るだろう事は想定内だった様です。
何故なら、津田氏はタレント?の女の子二人に「防刃チョッキ」の話をしていますから。お茶らけてましたから、端から日本を蔑む意図も有ったと見て良いかもしれません。

最初から炎上させるつもりだったのかもしれません。そこから日本叩きの流れを作ろうとしたのでしょう。新たなポジションも得られるしで、一石二鳥三鳥も狙っていたのでしょうかね。
大村知事もそちら側の人だったんでしょうね。津田氏に乗っかったのか津田氏を乗せたのか、そこら辺は分かりませんが。

あいちトリエンナーレの芸術監督として、津田氏はコンセプトを書いていますが、日本のナショナリズムを遠回しに攻撃しています。
日本という共同体の縦軸を否定しているのですから、公序への害が出てもおかしくないのです。
これを、あろうことか公金で行ったわけです。
政治活動に公金を突っ込んじゃダメですし、公序への害が出てもおかしくないので憲法21条で吉村大阪知事をなじった大村知事は、謝罪した方がよいんじゃないかしら。