新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

辺野古で座り込み、「セクハラ」と機動隊に言い放つ

相も変わらず、辺野古で基地建設工事車両が通れない様に座り込みをやってる様ですが、肌も露な若い女性が座り込みに参加し、排除にかかる機動隊員に「若い女性に触らないで」「セクハラ」と叫んだというツイートが上がってました。

排除するのに、若い女性も年配者も関係ありません、排除は排除。
セクハラも関係ありません、性的嫌がらせではないんです、排除は排除でしかありませんから。
ヘイトだのレイシストだのセクハラだのを濫用する大人達の影響ではないのかなあ、これ。

『セクハラ』は強い言葉として定着しています。感情しだいで個々人を差別する現象が強く出ている事もあり、言って欲しい人にまで言って貰えなくなるという味気無い状態になってしまっているほどの、強大な防護力を備えた言葉として君臨するまでになりました。

まあ、嫌な思いをするよりは良いんでしょうが、『セクハラ』という言葉を政治利用するなら話は変わって来ます。
あるいは、強引に押し通ろとしたりして妨げられるとかの場合に、『セクハラ』を持ち出すのも違います。
相手を押し返す場合でも、押し易い位置に乳房が在るだけですから、本来セクハラと言われる筋合いのものじゃありません。多人数での揉み合い(オッパイ揉み揉みの揉むじゃなく)でも、乳房の位置に手が行く事はあります。
でも、あとからギャアギャア言われるのが面倒なのか、かなり慎重に行動してるのではないかと思います。大変ですねえ。
言えるのは、性的嫌がらせで触れてしまってるわけではないという事です。
今時、排除するのに「イッヒッヒ」と言わんばかりにやってしまえるわけがない。
違反なのに自ら退けないので違反を止めさせてるのに、「若い女性に触るな」「セクハラ」と言うなら違反をしても咎められない事になってしまいます。

『セクハラ』を、こんな事に使われるのは非常に迷惑なんです。
国会議員にも『セクハラ』を悪用していた人が居ましたが、せっかく『セクハラ』という言葉での防御が効く世の中になってるのに、「セクハラ!」と言われても怯まない(触るのは別にして)人が出て来たらどうするのでしょう。
「セクハラ!」と叫んでもあまり効き目がなくなったらどうするんでしょう。
せっかく、嫌いな人から「髪切った?」とか「その服似合ってるね」とか諸々言われなくなって来たってのに、日常が非日常に侵されるのは、その他大多数の女性にとってはトンでもない事ではないのかな。

単に少数だというだけで弱者でもなんでもない側が、『マイノリティ』を掲げて相手をブッ叩いてるのと同じ事をやってるのです。
「マイノリティの人権を!」とか叫ばれても、大抵の人達は「自分に関係ないし」で済んでるから、弱者を装ってる人達は闊歩していられるのですが、今回の仁藤とかいう女性の場合はそうは行かないでしょう。
若い時期を過ぎた女性やらからの、かなりな批判が集まるのではないでしょうか。

「余計な事をするな、バカ女!」と女性から責められる可能性は少なくない様に思います。