新兵衛の覚え書き

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李氏朝鮮時代の王や世の結婚準備に結婚禁止の命令

王や世(王位を継ぐ予定の子)の、結婚相手を探し選ぶ為に、名門家の適齢期の女子の結婚を禁じたもの。
ソウルスポーツの日本版記事に載っているそうですが、朝鮮時代はそんな事をやってたんですね。

実際、結婚禁止を命じた範囲は名門家に収まらなかったのではないかと考えます、名門家の数は限られるでしょうから。もしかしたら、名門の基準が緩いのかもしれませんね。

結婚が禁止される対象年齢があり、王や世の年齢に合わせた年齢層の結婚が禁止されたそうです。
世が10歳なら、8歳~12歳の結婚が禁止されたとか。
日本人の感覚なら、娘が結婚相手に選ばれるよう行動しそうに思いますが、朝鮮は事情が違った様です。娘がいる事を申告しない、隠す家が結構あったのだそうです。
なぜなら、朝鮮は権力争いが激しく、権力を失った側は妻の出身家まで粛清されてしまうので、没落する危険が高かったからなのだそうです。
娘が王や世の妻になれば、その家は権力も転がり込んで来るので繁栄できますが、争いに捲き込まれやすくなり、地位を失う危険も高くなるという事です。
主張の対立でも、敗けた方は没落させられたとも聞きますから、どちらに転んでも良いような駆け引きが飛び交っていたんでしょうね、常日頃から。
せっかく裕福なまま生き延びてきたのに、危険をおかしてまで更なる繁栄はしなくても良いと考えたんでしょうね。

シナの地もそうだと聞きますが、朝鮮も一族の誰かが高い地位に就くと、養ってもらおうと集まって来るんだそうです。養う為には、地位を得た者は権力を振るわなくてはならなくなりますから、周りから恨みを買う事になるので、地位を失ったら反動が激しいという事です。

現在の韓国を観ても、法務の長官を辞任した人はそれまでにかなり強引な事をやっていた様で、現政権が倒れるなり切り捨てられるなりしたら、一気に財産とかまで剥ぎとられるんでしょうね、きっと。

日本国内において、帰化した人しない人含め要職に就く人が目立つ様ですが、これについて考察してみようかな、と思います。