新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

日本人には解らない感覚、黒人差別

有色人種に対する差別感、そんなものが心の何処かに住み着いているのでしょうか。日常の生活の中でそれが顔を見せる為、差別される方は過敏になっている部分があるのかもしれませんが、過敏になるのは差別を受けて来た積み重ねがあるからかもしれません。

カメルーン出身の星野ルイさんという人が言うには、日本の学校に通っていた時に肌の黒い事をイジられていたそうです。
本人は気にもしていなかったんだそうで、イジられていた黒い肌は、バカにされるとか蔑まれるとかではなく、あくまでも星野さん個人の個性をイジられていただけだからと。黒いのは、ある意味美味しい特徴だったみたいな事を言っていました。
ただ、日本で暮らした自分は日本人に黒人への差別心が無いのを知っていたからよいけれど、国外ではイジるのもダメだと思う、とも言っていました。
日本で育ったワケではない黒人には、イジリとかはやらない方が良いと。
子供というのは、性格の良し悪しや好かれる嫌われるでどんな個性でも攻撃の対象になりますが、日本人は根本的に黒人自体への差別心というのは感じられないとの事でした。
(ダウンタウンの浜田さんが、ある番組でエディ・マーフィに扮する為に顔を黒く塗っていた事で物議をかもした事への話の中で語った事です)

日本にも差別があるではないか、とは言われます。朝鮮半島系の人々に対するもの。
日本人の、朝鮮半島系の人に対する差別心があったとして、差別心が何故生まれて来たのか考える必要があります。
日本国内にも、古くから差別される集団が居たと言われますから、差別心自体を持たない民族ではない事は確かです。
しかし、国外や外来の人々に対する差別心を根底に持っているというのは怪しい限りです。
なんたって、日本人はお人好しですから。

何か有ったからといって、差別はダメだというのは基本です。