新兵衛の覚え書き

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有田芳生参議院議員を擁護した結果、不利にしてしまった擁護者

有田芳生参議院議員は、特定失踪者問題調査会の役員をしていた人に「恩を仇で返すな」とツイートして立場が苦しくなっている様ですが、このツイートを機に強く有田議員を批判しだした人がいます。元日本共産党員で、篠原常一郎という人です。

それまでの二人は、仲が悪かったとかいう事はなく、それなりな繋がりが有った様です。
有田氏は共産党を除名されていますが、篠原氏も除名されています。除名仲間として繋がっていたワケではなく、篠原氏が旧民主党の議員の秘書をやっていた時代に繋がりが出来た様です。
当初有田氏は、拉致被害者の取り返し自体にかなりの熱を持っていたそうで、篠原氏はそんな有田氏を応援しようと思ったそうで、二人は繋がりを持ったという事になるのでしょうね。

篠原氏が言うには、当時の有田氏は拉致被害者を取り戻す事に真摯に向き合っていたと。でも、だんだん「あれ?」と感じる様になって行ったそうですが、それでも有田氏を信じていたそうです。
ところが、孫・曾孫と横田さんが写った写真を何処から入手したのかとか、「あれあれあれ?」になって来て、「恩を仇で返すな」発言で「この野郎!」になってしまったのでした(篠原氏は「この野郎」とは言ってません、私の脚色です)。

篠原氏から有田氏への質問ツイートが飛びます。しかし、有田氏は質問に答えずに「ビジネス右翼」だの「詐欺師」だの、篠原氏への罵りを繰り返すばかりでした。
つい最近、有田氏は横田めぐみさんの弟に「横田滋さんは政治的発言をせず、政治的発言を戒めていたのに政治的発言をするとは何事だ」的に発信して、新たな火種が出来てしまいました。
篠原氏は、2005年に横田滋さんが政治的発言をしている資料を出して、「政治的発言をしているじゃないか。なのに、息子さんを攻撃するとはどういう事だ」と質問します。
しかし有田氏はそれに答えず、「舌先三寸」などと又々罵るだけで質問には答える様子が微塵もありません。
2005年の横田さんの政治的発言とは、めぐみさんの事を漫画化した本のあとがきに書かれたものです。
「制裁の強化」を訴える内容でした。これは、まごうことなき政治的発言です。

さて、ここに有田氏の擁護者が現れます。
篠原氏を攻撃しながら以下の様なツイートをします。
横田滋さんは、2005年には制裁強化を訴えているが、後に制裁を緩めろと言っている。篠原氏が知らないはずはない」とか言って、「緩めろ」 と言った資料を添付して有田氏擁護をするわけですが、ハッキリ言って「アホか、大概にしろ」でしかないのです。有田氏と篠原氏は、横田滋さんが政治的発言をしたかしないかでぶつかっているのであり、発言の内容でぶつかっいるわけではないのですから。

有田氏が横田めぐみさんの弟に、「政治的発言をするとは何事か」的に攻撃した一応の理由は、父親の横田滋さんが政治的発言をせず、政治的発言を戒めていたからという事です。
が、政治的発言をしなかったというのは間違いか嘘だったんです。
曲がりなりにも有田氏は国会議員です。そんじょそこらの公人ではありません、国会議員です。
それが、一般人である上拉致被害者家族である人に「発言を控えろ」的な圧を掛けて良いのでしょうか。たとえ批判されても、よっぽどでない限り甘んじて受けなきゃダメじゃないかなあ。
でなきゃ、議員の権力で言論弾圧が罷り通る事態を招きかねません。
よっぽど、というのは有田氏にとってではなく、世間から観てとかです。

有田氏擁護者の話に戻ります。
この擁護者のツイート内容は、有田氏を議員辞職に追い込みたいとか側から見れば、good jobなんです。
政治的発言が有ったか無かったかでぶつかってるのであり、主張内容が変化したからといって政治的発言をしている事自体に変わりはありませんから、篠原氏が言っている事が正しいと畳み掛けた事になるのが、擁護者のツイート。
沢山の人(といっても1万人とかじゃないですけど)が最初から流れを見て来ていますので、皆さん笑っちゃったでしょうね。

論点をずらそうとしても、皆さん最初から見て来てるのですから、ハッキリ言うなら「バ~カ」でしかありません。論点ずらしに引っ張り込まれるほど有田氏に寛容ではないのです、皆さん。
ヘドが出るだろうほどに有田氏を嫌いな人は、有田氏のやり口というか何というかをわかっていますから、こんな事に乗せられるワケがない。

有田氏の擁護者さん、いい仕事しますね~😂