新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

海の幸山の幸・山と森と川……太陽光発電

山を覆う森。森を縫うように流れていく川。
日本に住んでいれば当たり前な光景ですが、こういう国はかなり少ないのだそうです。

日本は面積の小さな国と言われますが、世界61位の大きさで、北海道だけでオランダの倍ぐらいあります。
広い平野はあまりありません。山が海に結構近い所が大変多いです。
雨が多いし豪雪地帯もあるしで、山からどんどん川が流れて来ます。
山は森で覆われているのが普通な日本の川は、栄養分をたっぷり含んで海に出ます。
そしてその沿岸の海も、栄養が富んでいきます。
栄養が富んだ海は、生物も豊富になります。魚も多くなるのです。

人や馬が荷を運んでいた時代と比べ、整備された道路を機械が凄い速さで運びますから、内陸の街でも寿司ネタ何十種類の寿司屋が当たり前にあるし、海の品の中にさりげなく豊富な山の品が混ざり込んでいる港街の飲食店も当たり前にあります。
全体がそんな状態の国なんて、そうそうあるものではないそうです。
自然の循環が為せるわざですよね、日本のこの姿は。

さて、地球温暖化だの自然破壊だのと言って『自然を破壊する行為の推奨』をしている人達がいます。太陽光発電を叫ぶ人達です。
目先の利益に利用されているだけなのを理解しているだろうに、それをガン無視して太陽光パネル設置に加担する人達です。
ゴルフ場が盛んに増税された時代がありましたが、太陽光パネルの設置はその比ではありません。
ゴルフ場は、ある程度以上の起伏地には適しませんが、太陽光パネルは関係ありません。山の斜面だろうが小高い山だろうが関係なく森を伐採し、緑自体をベロリと消して設置します。
禿げ山にして行う発電は、自然の循環を壊しながらの発電ですから、自然の破壊を防ぐ為の逆をやっているわけです。

日本という土地が大昔からもたらし続けて来てくれた自然環境さえも、『日本の…』と言われるだけで憎んじゃう人達なのかなあ。
そんな感情で、自然を破壊しないで下さいな。
自然の一番の敵は、あなた達なんじゃないのかな?