新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

小山田圭吾辞任

小山田圭吾氏の問題とされた発言は、1994年のものです。
1969年生まれだそうですから、25歳の時の発言です。
障害者をイジメ(傷害です)を行っていた時から10年以上経った、成人してからの発言。
所謂イジメが社会問題としてスッカリ定着し、過去にイジメをやっていた事が知られれば、眉をひそめられる様な世の中になっていたのにもかかわらず、イジメの状況をペロペロ話し、ましてや笑い話風に懐かしい思い出みたいに語っていたのですから、「コイツは今でもそういう質(タチ)の奴だ」と受け取られてしまったのでしょう。

インタビューを記事にした側の書き方が悪かっただけ、みたいな擁護意見もありますが、本人が悔やんでも悔やみきれない気持ちでいたなら、あんな話はしないのではなかろうか。
罪悪感が重く有ったなら、なんて事をやってたんだろうと、罪悪感に襲われる事がシバシバ有ったはずです、イジメで追い込まれて自ら命を絶つ子供のニュースは、毎年何件も紙面や画面を埋めますから。

そんな世の中になっているにもかかわらず、あんなものが文字になって世に出ていたのですから、こんな奴がオリパラの音楽担当だなんて冗談じゃない!となるのは、いたって普通の感覚かと思います。
コイツは今でもそういう奴だ、と世間は解したと言えるのではないかと。
たいていは、こんな過去は話さないんじゃないでしょうか。しつこく聞かれても内容は濁しませんかね。

この発言に対し、過去に何度かネットで炎上していたそうです。
狭い界隈での炎上だったんでしょうから、今回の様な大々的な炎上にはならなかった為、小山田圭吾の名も一般大衆に広がらずに収まっていた様ですが、今回ばかりは収まりがつかなくなったワケです。
小山田圭吾は、過去の炎上時に何か動いたんでしょうか。
悔やんでも悔やみきれない思いを発信していたとか有ったんでしょうか。
有ったなら、擁護派はそれを持ち出して来て擁護しているはずですが、私はまだ見ていません。

現政権を叩くという目的が見え見えのマスコミは、その手段として五輪に水を差し続けているとしか思えませんが、小山田圭吾の件もその手段として使ったのではなかろうか。日本人貶めもできるし。

世界的に有名なマスコミ、ニューヨークタイムズとかCNNとかABCとかがありますが、AP通信はトップクラスかと思います。そのAP通信までが小山田圭吾の件を世界に報じてしまいました。
フランスのル・モンドも報じたとか。
記事を書いたのは、極東担当の日本嫌いな日本人かもしれませんが。

小山田圭吾が五輪に関わっていなかったなら、炎上が大きくなっても、せいぜい日本のスポーツ紙や週刊誌やTVのワイドショーが扱って終わりなんでしょうが、現在はパラリンピックも行われる世界の祭典ですから、そうは行かなかった。
障害者をイジメた事を、思い出話として楽しく語るトンデモない奴として、音楽にはさほど興味のない層にも知られる事になってしまった小山田圭吾は、今後も界隈で今迄通り活動して行くのか、活動がままならなくなるのかは分かりませんが、全国から彼への悪意の念が飛ぶ事でしょう。

知らず知らず、生霊を飛ばす人達もいるかもしれません、「小山田〜!」って😱😱😱