新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

レイキと霊気

現在、『レイキ』と表示する人がほとんどの様です。
しかし、これを始めた人は『霊気』と名付け表示しました。

現在、霊体から発するエネルギーだと説明する人は居るのでしょうか。
大抵は、「宇宙から」とか「高次元宇宙から」のエネルギー、という説明をしている様です。

某日本人が大正期に、日本の某山に籠もって会得したものを『霊気』と名付け、その弟子の弟子が国外で種をまいて広がり、『レイキ』という呼び名で日本に逆輸入されたそうです。
日本では絶えてしまっていた、というわけではありません。
手をかざして癒すというのは元々存在していたので、『霊気』が特別広まる事はなかったと思われます。
怪しい類に見られていたからひろまらなかったのかな、と思います。

欧米では、イエス・キリストが手をかざす事で病を癒やした、と伝わっていたぐらいですから、そういう事はあり得るとは思われたでしょう。
ただし、イエス・キリストや高貴な人ではない一般人にそんな事は出来ない、とも思われたでしょうね。
でも、レイキが出せる様になると掌がピリピリ・ジンジンしますから、能力の高低を別にするなら普通の人にも出せるのがわかり、ドンドン広まったのでしょう。
アメリカのニューソートの流れも関係しているのだとか。

イギリスでは、国家資格を得た人にヒーリングを受けると、日本で言うところの健康保険が適用になります。
現在も適用されているかは分かりませんが、代替医療として認められているのをTVで見た事があります。
医療技術者としてのヒーラーになる為の勉強と訓練を受け、ヒーラーになった人達へのインタビューがされていました。
本人達は、霊能者という意識はないと言っていました。
ただ、ヒーラーになる前は霊が見えなかったのに、霊が見える様になる人も出て来る、との事でした。
で、面白いのがヒーリングを行っている動作。
日本の何処の宗教団体か名は忘れましたが、「お鎮まり(お静まり?)」と言いながら行う動作と同じです。
イギリスのヒーラーの動作はゆっくりで、「おしずまり」の方は手の動きが早いという違いがありますが、動作自体は同じです。
宗教団体の方は、取り憑いた霊が暴れるのを抑え、除霊するというのが目的なので、何か騒がしい感じがしますが、ヒーリングの方は医療行為な事もあるのか、ゆったり静かです。

レイキは、宇宙エネルギーを霊体を通して肉体から放出するもので、個々が元々蓄えているエネルギーとは違います。
気功による『気』は、元々蓄えている肉体エネルギーの事で、レイキとは言えない、なんて話は聞きます。
まあ、あくまでも聞いた話なので、私には違いを感じる事は出来ませんが、癒し効果はどちらにも有るとの事。
ただし、レイキのほうは宇宙からエネルギーを引いて来ますから、疲れないそうです。
自己エネルギーは限りが有るので、疲れてしまうとの事。

日本人なら、『レイキ』と聞けば『霊気』と思ってしまうのは仕方ないかもしれません。
元々が、『霊気』と名付けられたのですから、呼び名自体は間違いじゃないのですが、霊が持っている自己のエネルギーだと解すと誤りです。
某日本人は、宇宙からのエネルギーだと分かっていて、『霊気』と名付けたんでしょうね。本人は本を出した様ですから、何かしら説明がされていると思います。

霊体を通して肉体に送られるのですから、霊体が関係してるという事で、『霊気』でもかまわないのでしょうが、皆さん『レイキ』と表示している様です。