新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

朝鮮併合は侵略か

日本が朝鮮を侵略したのかと言えば、う〜ん……である。

朝鮮側からすれば侵略と言えるのだが、日本側からすれば、搾取目的で併合したわけではないので、う〜ん……となる。

日本軍が攻め込んで、朝鮮を占領して王室を潰したなら、朝鮮は攻め滅ぼされたとなるが、日本はそんな事はしていない。

日本に併合されて朝鮮(大韓帝国)は消滅したのだから、日本が朝鮮を滅ぼしたと言えなくもない。

清国にも露国にも戦争で勝った日本に、朝鮮が抗えるはずもなかったから、時の王高宗は併合に従うしかなかっただろう。

手続きを踏んだとはいっても、朝鮮からすれば日本は強大なので泣く泣く手続きを踏んだ、となる。

しかし、忘れてはならないのは、朝鮮の王家はそれなりの身分が保障されたという事だ。王家の贅沢で作ったと言って良い借金を日本が肩代わりし、日本の皇室に連なる準皇族としての扱いがなされた。

それであっても、朝鮮は滅びたのには変わりなく、朝鮮が滅びた後を継いだのは朝鮮民族ではなく日本だったのだから、朝鮮側からすれば侵略されたと言うのはおかしな事ではない。

ただ、当時朝鮮には、朝鮮民族で構成された併合を要求する大きな勢力が存在した事は重要である。尤も、この勢力の中心人物達は、併合の後にそれなりの権力を握りたいとの邪さが顕れていたので、併合後には解散させられた。併合後の朝鮮の人々の事を考えれば、解散させるのが正解。

 

現在韓国では、政権与党と野党で違う主張がなされている。

野党は、日本の軍事侵攻によって侵略されて滅びたと。与党は、朝鮮は内側から腐り崩れ落ちたと表現している。軍事侵攻による侵略は無かったとは言っているが、侵略そのものが無かったとまでは言っていないのだが、それが韓国民に理解されるかは微妙だろう。

軍事侵攻も無いのに占領併合されてしまったのは、朝鮮自ら腐り崩れ落ちたからだ、とは認めたくないだろう。

しかし、それを認めなければ韓国に明るい未来は無い、そう韓国与党は言っているのではなかろうか。

とは言っても、韓国与党も反日には変わりない。