感染者の7日間平均の伸びを折れ線グラフで見ると、全体としては以前の波より角度が少し緩い。
急角度で上がって行ってるのは変わらないが、以前よりは緩やかだ。
都道府県別でみるなら以前と大してかわらないところもあるが、緩やかなところが多い。
実効再生産数の全国平均は、金曜日現在で1.015であり、先週が1.04の中盤辺りであった事から、感染者の数は頭打ちになって来た様に見える。
尤も、全国平均は大票田?といえる地域の数が全体に大きな影響を与えるから、国全体が頭打ちになって来たとは言えない。
まだまだ1を超えている地域は多い。1を超えているという事は、感染者数のグラフは上を向いているという事だ。
安定して1を下回らなければ、グラフも下降して行かない。全体としてはまだグラフは上昇中である。
しかし、1を下回るところが9つまで増えた。大票田もこのまま頭打ちの後下がってくれば、スーパーコンピュータの予測は外れるだろう。外れて欲しい。
以前の波までと違い、マンボウなどやっていない様であるし、飲食店でのお楽しみを締め付けてもいない様だ。それにもかかわらず、感染者の増え方が緩く、人数も頭打ちになって下降して行くなら、集団免疫を考えても良いのかもしれない。
第7波の時点で既に、ワクチン接種率は行けるところまで行っていたのに感染者数はすごかった。
現在4回目接種はそんなに進んでいない。にもかかわらず、感染者の伸びは以前より鈍く、減る地域も出て来た。
個人の衛生行為は以前と変わらず、変わった事といえばマンボウとかを行っていない事。
故に、集団免疫かなあと考えてしまう。
ただ、フランスや韓国は全人口に対する累積感染者率が5割を超えており、日本はまだ2割程度であるから、集団免疫が働いたのかは分からない。
もしかしたら、衛生行為+集団免疫でなにがしかの効果があるのかもしれない。
もしそうなら、このまま波が収まって行けば、今後は大きな波は来ないかもしれない。
ただし、コロナ前の生活に戻ったらまた波は来るかも。その頃には免疫も消えているだろうし。