ロシアは、ウクライナのネオナチの仕業だという。ウクライナは、我が方には無関係という。
ドイツの新聞には、ドイツ生まれのロシア人の活動家が確認できたとしていて、名前もあげている。2018年にウクライナに拠点を移したとの事。
映像をガンガン混じえたプロパガンダが凄まじい。何が本当なのか、情報が多いのでちんぷんかんぷんになる。
ただ、インターネットのおかげで、プロパガンダだと判ったものを直ぐに知る事が出来る時代になったのはありがたい。
ロシアが侵略する際の大義名分(ちょこちょこ変わる)の中に、ネオナチを倒すというのがある。
今回、ロシア内で暴れたらしいグループが出た事から、「ほら、俺の言った通りだろう!」とばかりに息巻く姿勢を見せるロシア。
いやいや、祖国の為に荒い行動をする者はどんな国にも居るでしょうよ。
民間人で「俺、戦うよ」という者は居るものだ。
民族主義者にも色々いるのであり、「ネオナチ」と一括にするのはプロパガンダかも、と疑ってかかった方が良い。
民族主義と聞くと、排他的という印象があると思うが、ロシアの場合は他国の民族を排撃するのではなく、同じ民族だからと呑み込みに来る。
暴力で成そうと仕掛けるのは、ネオナチもロシアも同じではないか。
ウクライナの、ネオナチ呼ばわりされた連中は「ロシアの支配からの開放」「潜入ロシア軍により建てられた独立国家モドキを叩き出す」のが柱。
アゾフではない一般人でも、他国の人々と同じ様に祖国の為に荒っぽくなる者はかなりいるものだ。日本人が希少なだけ。世界中が荒っぽいと言って良いかも。
郷土が塗り替えられるのが嫌なのは理屈じゃない、とばかりに暴れる者はいる。ロシアに対しては、それが戦闘行為となっているのであろうが、他の国の人々も同じであろう。
言動も、民族団結を叫んだり荒っぽかったりはするだろうから、排他的、差別的に見えるかもしれない。しかし、今まさに戦わんとして気が昂ぶっている時はそんなもので、思想がそう言わせるとは一概に言えない。簡単にネオナチと一括にはできないだろう。
今回ロシアに入り暴れた連中がいたのが事実だったとして、ロシアの政権を奪える様な存在では全然ない。
ワグネルでも無理だろうに、少数ゲリラみたいなのがロシアをどうこうできるわけがない。なのに、何故こんな事をするのか。たぶん勝手にやったんだろうなあ。
何故非戦闘員を殺害しなければならないのか。世界は、ウクライナ側に付く国ばかりではないのに。
ロシアのやらせ?
バフムートを何とか陥落させる事ができそうだけれど、全体としてはロシアはかなり劣勢だから、「ネオナチがー!」って叫んでも勢いついて押せ押せになるとも思えない今、こんな事をやらせるかなあ。少しでも勢いつけようとやらせたとか?
ロシアに侵入した連中、独立勝手行動な集団なのかもしれないし……なんか良く解からない。