新兵衛の覚え書き

見た聞いた読んだ浮かんだ思い出した……を書き留めています。

吉良よし子さん、選挙の事前運動してる様にしか見えませんでしたが、事前運動じゃないんですか、あれ。

日本共産党参議院議員である吉良よし子氏は、7月4日公示の参議院議員選挙に立候補したわけですが、その前の6月28日(だったかな?)に或る動画を上げられていました。
『令和たけちゃん』という人が上げた動画ですが、名前入りのタスキをして歩道で握手をして歩く姿が映っています。
動画からは、「参議院選挙に挑戦します」とか「立候補します」とかは聞き取れませんでしたから、「政治活動であって選挙の事前運動じゃない、選挙違反というのはデマだ!」という言い訳が成り立ちそうですが、ところがドッコイ、政治活動であってもタスキはダメなんです。
日本共産党は、以前から選挙違反してると言われていて、それに対してデマだと返していた様ですから、動画を上げた人はそれを知っていて、じゃあ現場押さえてやるとばかりに突撃したのだと思います。

残念ながら、握手をして歩いてる吉良氏が選挙について喋ってる声は聞き取れません。
なので、個人名入りのタスキはOKなのかといえば、共産党であるのがわかれば良いのであって、握手して「ありがとうございます」と言って歩くのに個人名が必要だろうか、との考えが出て来ます。
選挙の公示は目の前ですから、名前入りのタスキをしていれば、選挙前活動とされても仕方ありません。

政治活動として街頭演説するのに、名前は入れず『本人』と書いたタスキをしてる人達がいますが、あれもグレーではあるのです。タスキ自体が「次の選挙に出るつもりなんだろうね」と思われる程の威力があるのですから、『本人』と入れれば丸わかりです。
でも、名前が入ってなければ誰だかわからない人って結構いますから、「あの人選挙に出るつもりだね」と思われても名前は知ってもらえないので、一応セーフという事なのでしょう。
という事は、個人名の入ったタスキは黒って事になります。

ところが吉良よし子氏、握手して歩くタスキ姿ばかりでなく、他でもやらかしてました。
当該動画の歩道での場面の次の場面、車の上に乗って演説する姿が出て来ます。横に居るのは衆議院議員の宮本徹氏。
「きたる参院選にこの選挙区から2期目を目指してまいります」と、個人名入りのタスキを掛けたまま言っちゃってました。
街頭ですから、「会場は◯◯で◯◯時より演説会!」と謳ってもダメでしょうね、不特定多数の人がガンガン行き交うんですから。
これ許していたら、やりたい放題になりますよ。
ネットで告知かなんかして党員かなんかを十人かそこら動員すれば、「演説会場だから幟もタスキもOKだろうが!」になっちゃいます。

取り締まって欲しいものです。